top_line

世界30カ国でネットいじめを調査 先進・途上にかかわらず3分の1がいじめを経験

もっとエンタメ

 学校におけるいじめ。親や大人による暴力。さまざまな対策が講じられているが、子どもを取り巻く環境は改善されているとはいえない。ユニセフ(国連児童基金)と「子どもに対する暴力に関する国連事務総長特別代表事務所」が行った調査によると、世界中の若者の3分の1がネット上のいじめを経験したことがあることが判明した。

 調査は、U-Report(ユー・レポート)と呼ばれる携帯電話を使ったメッセージ・アプリを活用して、世界30カ国の17万人以上の若者(13~24歳)を対象に行った。30カ国は:アルバニア、バングラデシュ、ベリーズ、ボリビア、ブラジル、ブルキナファソ、コートジボワール、エクアドル、フランス、ガンビア、ガーナ、インド、インドネシア、イラク、ジャマイカ、コソボ、リベリア、マラウイ、マレーシア、マリ、モルドバ、モンテネグロ、ミャンマー、ナイジェリア、ルーマニア、シエラレオネ、トリニダード・トバコ、ウクライナ、ベトナム、ジンバブエ。今回の調査から、クラスメイト間でのネットいじめは所得が高い国特有の問題ではないことが分かった。約30%がネットいじめを経験。5人に1人がネットを介したいじめや暴力のため学校を休んだ経験を持ち、約40%は学校コミュニティ内に私的なオンライングループがあり、そこではいじめ目的でクラスメイトの情報が共有されていると告白した。

 学校内で行われるいじめも撲滅が難しいが、大人の目が届かないネット上のいじめは、対策がより困難だ。若者たちに、いじめを止める責任は誰にあると思うかと聞いたところ、32%は「政府」、31%は「若者自身」とし、29%は「インターネット企業」と答えた。若者を含めた社会全体でいじめに対応する必要があるといえるだろう。

 現在日本では、子どもに対する暴力をなくすための行動計画(『子どもに対する暴力撲滅我が国行動計画』)の策定が進められている。その一環として、日本ユニセフ協…

TOPICS

ジャンル