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「あおり運転」はどのような罪に問われるの? もし被害に遭ったらやるべきこと

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 車を運転中、「あれ? もしかして怒らせちゃった?」と感じるような運転の車に遭遇することがある。突然クラクションを鳴らされたり、ピッタリ後ろに付かれたり…。普通に運転していたつもりなのに、と焦ってしまうこともあり、とても危険だ。最近も、常磐自動車道で「あおり運転殴打事件」が発生し、関連ニュースが連日流れている。交通事故を専門に取り扱うしまかぜ法律事務所(名古屋市)の代表・弁護士の井上昌哉氏は、「あおり運転がどのような罪になるか、被害にあったらどうすべきか」を解説している。

 まず、「あおり運転」の定義はあるのだろうか? 井上氏は「“あおり運転”」という言葉は法律上の用語ではなく明確な定義はないが、一般的に特定の自動車・バイク・自転車などに対して、執拗に車間距離を詰めたり、幅寄せを行ったり、クラクションを鳴らしたりして、周囲の車の通行を阻害する迷惑行為のことをいいます」と解説する。このようないわゆる「あおり運転」は重大な交通事故につながる悪質・危険な行為で、2017年6月には、東名高速道路で、「あおり運転」を受け追い越し車線に無理やり停車させられた自動車に後続のトラックが追突し、4人が死傷する大事故が起きている。

 交通取り締まりの根拠となる道路交通法には「あおり運転」という違反条項は存在しないため、「あおり運転」に伴い違反することになる法令を根拠として、あおり運転の取り締まりを行っているという。例として井上氏は、「車間距離を詰めること」は「道路交通法第26条の定める車間距離保持義務違反」に相当、「幅寄せ」は「同法第70条の安全運転義務に違反」、「警音器の不正使用は同法第54条2項で禁止されている」ことなどを挙げている。

 また、結果的に衝突やけがという事態まで至らなくても、けがをさせてしまう恐れのある行為を故意に行った時点で暴行罪が成立するという。さらに、「あおり運転」に該当する危険な運転行為によって、人を負傷させたり、死亡させた場合は、危険運転致死…

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