ドラ1・森雄大、ベテラン・永川勝浩、日本復帰の中後悠平。崖っぷちからの逆襲で救世主となれ!

ドラ1・森雄大、ベテラン・永川勝浩、日本復帰の中後悠平。崖っぷちからの逆襲で救世主となれ!
 プロ野球はペナントレース後半戦が始まった。セ・リーグは巨人が抜け出しつつあるが、2位以下は混戦。2位から最下位のヤクルトまでわずか6ゲーム差で、どのチームにもクライマックスシリーズ進出のチャンスがある。一方のパ・リーグもソフトバンクが抜け出し、2位以下が大混戦という構図は同じ。

 こういったシーズンで団子状態から抜け出すには“きっかけ”が必要になってくる。たとえば、近年の成績や今シーズンの起用法から“崖っぷち”に追い込まれている選手の復活などがそのケースにあたるだろう。

 今回は、崖っぷちから後半戦の救世主となりうる選手をご紹介したい。

◎森雄大は中継ぎ左腕として昇格なるか?

 昨シーズンの最下位から一転、開幕から首位争いを演じていた楽天。前半戦の最終盤に10連敗を喫したが、それでも40勝40敗2分の4位とクライマックスシリーズ出場争いには踏みとどまっている。

 そんな楽天で苦しんでいる投手がいる。2012年ドラフト1位の森雄大だ。長い間、期待されながらも結果を残すことができず今シーズンは1軍未昇格。通算勝利は3勝にとどまっている。

 今シーズン、ファームでは7試合に中継ぎ登板し防御率5.25と苦しい状況だ。楽天のリリーフ左腕は守護神の松井裕樹、そして高梨雄平が主軸。現在、高梨は虫垂炎の手術を受けたことで離脱中だ。松井は9回に登板することが前提なため、試合中盤から終盤にかけての勝負どころで起用する左腕は不在となっている。

 つまり、中継ぎ左腕の枠は空いているということでもある。高梨の復帰がいつになるのかは未定だが、森にとっては大きなチャンス。ファームで結果を残し、1軍昇格を果たしたいところ。高卒からドラフト1位で入団した金の卵もすでに7年目。年齢的にも若手ではなく中堅になりつつある。そろそろ1軍で結果がほしい。

◎ベテラン・永川勝浩はブルペンの救世主となるか

 3連覇中の広島が苦戦している。交流戦明けから前半戦終了まで勝ち星がなく、なんと11連敗。これは20年ぶりのことだ。その要因の一つに中継ぎ陣の不振がある。

 開幕から安定感を欠いていた守護神の中崎翔太が6月20日に登録を抹消された。また、ここまで踏ん張ってきた中村恭平も試合中のアクシデントで負傷。7月3日に離脱してしまった。

 代わって1軍に昇格した今村猛は4試合で防御率0.00と、2人の穴を埋める活躍を見せている。だが、ここから勝負どころの夏場を迎えるにあたり、中継ぎ陣の数はまだまだ欲しいところ。

 そんなときこそベテランの永川勝浩に期待したい。永川はファームで15試合に登板。防御率5.54と成績は今ひとつだ。しかし、1軍中継ぎ陣のなかで見ると経験は豊富。たとえ勝ちパターンでなくとも、まとめ役としての役割も含め、こなしてくれるだろう。

 同じ松坂世代の藤川球児や久保裕也は中継ぎとしてまだ頑張っている。最後の一花を咲かせることを期待。したい。

◎中後悠平は制球難の改善が鍵

 昨シーズン途中にメジャー挑戦を諦め日本へと帰国。DeNAに入団した中後悠平。今シーズンは1軍での登板はゼロ。故障しているわけではないが、1軍に呼ばれていないのである。

 ファームで結果を残せていないわけではない。ここまで27試合に登板し、防御率1.26としっかりと抑え込んでいる。課題はかねてからの制球難だ。28回2/3を投げ28三振を奪っている一方、与四球19は少し多い。

 制球面での不安がなくなれば、1軍での起用はあり得るだろう。チームは緊急補強で中継ぎ左腕のソリスを獲得したほどだ。中継ぎ左腕が充実しているわけではない。

 これから先、上位浮上を目指すためにも中継ぎ陣の整備は必須となってくる。好投を続けることで中後にもチャンスはきっとくるはずだ。アメリカ帰りの実力を1軍のマウンドでもう一度披露したい。

(※成績は7月10日現在)

文=勝田聡(かつた・さとし)

更新日:2019年7月20日
提供元:野球太郎

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