新たな二刀流の形「オープナー+野手」で活躍中。レイズ傘下クローネンワース、3Aオールスターに出場

新たな二刀流の形「オープナー+野手」で活躍中。レイズ傘下クローネンワース、3Aオールスターに出場
レイズ3人目の二刀流 タンパベイ・レイズ傘下ダーラム・ブルズ所属のジェイク・クローネンワース選手が7月10日(日本時間11日)、テキサス州エルパソで行われた3Aオールスター戦に出場した。クローネンワー…

レイズ3人目の二刀流

 タンパベイ・レイズ傘下ダーラム・ブルズ所属のジェイク・クローネンワース選手が7月10日(日本時間11日)、テキサス州エルパソで行われた3Aオールスター戦に出場した。クローネンワースはレイズ3人目の二刀流選手として期待されている。
 
 インターナショナル・リーグの1番ショートで先発出場したクローネンワースだったが、1打席目は三振、2打席目は内野ゴロに倒れて、2打数0安打でベンチに下がった。同じチームにはニューヨーク・ヤンキーズ傘下の日系人選手カイル・ヒガシオカが3番キャッチャーで先発出場したが、こちらも1打数0安打1四球だった。
 
 クローネンワースは2015年にミシガン大学からドラフト7巡目でレイズに入団した25歳。大学時代は二刀流選手として活躍したものの、プロ入り後の過去4シーズンは内野手に専念していた。5シーズン目の今年を3Aで迎えるに際し、春季キャンプ中に投手としての練習を始めることをチームから打診された。
 
 クローネンワースが投手として初めて3Aのマウンドに上がったのは5月18日(同19日)のミネソタ・ツインズ傘下3Aロチェスター・レッド・ウィングス戦。いわゆる「オープナー」として先発登板すると、初回を無安打無失点1奪三振に抑えた。
 
 その後もクローネンワースはほぼ1週間に1回のペースで、前半戦のここまで7試合に登板している。1試合を除き、すべてオープナーとしての役割を担い、未だに無失点だ。
 
 その中には6月15日(日本時間16日)のアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンが出場したニューヨーク・ヤンキース傘下3Aスクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダース戦も含まれる。クローネンワースは1番ジャッジを内野ゴロ、2番スタントンを空振り三振に切って取り、この日も初回を無失点に抑えた。2回からは二刀流としては先輩にあたるブレンダン・マッケイがマウンドに上がり、5回無失点の好投を見せている。

メリットの多い起用法か

 クローネンワースのここまでの投手成績は7回1/3を投げて、被安打4、奪三振9、自責点0、四死球8。四死球が多いことからわかるように、やや制球に難があるものの、150キロ台後半の力強い速球が魅力だ。
 
 打者としての成績は素晴らしい。ここまで75試合に出場し、打率.342(リーグ2位)、OPSは.973(リーグ5位)だ。オールスター戦と同様、公式戦でも1番ショートで先発出場することが多く、ホームランは10本、盗塁は11個と、長打力と俊足を兼ね備えている。
 
 マッケイもそうだが、先発投手+指名打者の「大谷翔平型」の二刀流選手はふつう登板日前後の試合を休む。だが、オープナー+内野手のクローネンウォースは毎日のように試合に出場している。それどころか、7月5日にはダブルヘッダーの1試合目をオープナーとして登板して無失点に抑え、2試合目には1番打者として先発出場し、5打数3安打1打点を挙げている。
 
 シーズンを通して、オープナー登板以外の試合に打者として出場できるなら、規定打席数に到達することが可能だ。試合の状況に応じて、いつ出番が来るかわからない通常のリリーフ投手とは異なり、オープナーであれば登板のタイミングは常にはっきりとしている。打撃優先の二刀流選手にとっては、この方式は調整面で大いにメリットがあるのではないだろうか。
 
 守備シフトやオープナーを導入し、そしてマッケイを二刀流として育成するなど、レイズは常に新たな試みでメジャーのトレンドを引っ張ってきた。 オープナー投手と野手を兼任するクローネンワース型の二刀流が成功すれば、そこに新たな業績が追加されることになるだろう。
 
 
角谷剛

更新日:2019年7月11日
提供元:ベースボールチャンネル

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