『メギド72』のモチーフをどこまで知ってた?今さら聞けない天使と悪魔

『メギド72』のモチーフをどこまで知ってた?今さら聞けない天使と悪魔
絶望を希望に変えるスマートフォンRPG『メギド72』は、史実に登場するソロモン王と、彼が従えたとされる72柱の悪魔をモチーフとしています。

『メギド72』のモチーフをどこまで知ってた?今さら聞けない天使と悪魔

絶望を希望に変えるスマートフォンRPG『メギド72』は、史実に登場するソロモン王と、彼が従えたとされる72柱の悪魔をモチーフとしています。


人間が住む「ヴァイガルド」を舞台に、悪魔と伝承される「メギドラル」のメギド、天使と伝承される「ハルマニア」のハルマの全面戦争「ハルマゲドン」を防ぐために奔走するソロモン王の物語です。

作品では対立の関係で描かれていますが、実際に現実世界で伝えられる天使と悪魔は“表裏一体”の側面があります。と言うのも、悪魔を従える魔王サタンこそは、かつて神に最も愛された天使ルシフェルだからです。つまり、悪魔とは堕天使を指すわけです。本稿では、『メギド72』をより楽しむための豆知識として、天使と悪魔について広く浅く紹介します。

※諸説あるので、通説に寄せています。

■人類の母・エバを唆したサタン
サタンが最初に姿を現したのは、『聖書』の冒頭・創世記。有名な人類の祖であるアダムとエバと「善悪を知る木の実」のエピソードです。アダムとエバは、神がエデンの園で唯一食べてはいけないと言った木の実を食べてしまったため、エデンの園から追放されてしまいました。

この時、最初にエバに木の実を食べることを唆したのが蛇。サタンが蛇に変身したと伝えられています。ここでは「蛇=サタン」とは明言されていないのですが、17世紀のイギリス詩人のジョン・ミルトンによる聖書「創世記」をテーマにした壮大な叙事詩「失楽園」では「サタン=蛇」としています。

神に反乱を起こした罰で、手下共々“地獄”に幽閉されたサタンは見事にそこを抜け出し、誉ある七大天使のウリエルとガブリエルの目を掻い潜ってエバを誘惑したのだから、さすがは元・全ての天使の上に立つ天使長です。

■人間に仇なす悪魔


「黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。もろもろの国を倒した者よ、
あなたは切られて地に倒れてしまった。」(『聖書』イザヤ書14章12節)。

『聖書』では、神に最も愛された天使であるサタンの堕天を嘆いているとされる箇所があります。最高位の織天使ですら6枚の羽しか持たなかったのに、サタンは12枚もの羽を持つ美しき天使だったと伝えられています。では、どうしてサタンは神に反乱したのでしょうか?諸説ありますが、神が新たに作られる人間に対して全天使が従うように言われたことに服従できなかったとされています。

人間は「土」、天使は「火」から作られたと伝えられています。能力的には劣る人間を見下す派閥と、神の姿に似せて作られた点で人間を天使よりも上の存在だと見る派閥に分かれたわけです。



天使長だったサタンに付き従ったのは、天使軍の中でも重役クラスばかり。堕天してしまったことで姿は変われど、地獄においても上位の存在です。ソロモン王が従えたとされる72柱の悪魔の中にも彼らの名が多く連ねています。サタンとその部下たちは人間を堕落させることで、神への意趣返しだとしているのかもしれません。

■天使も無条件で人間の味方ではない
一方で、天使は無条件で人間の味方とは言えない側面もたくさんあります。キリスト教関係の書物(特にカトリック)では、サタンがいなくなった後の天使軍を束ねるミカエル、癒しの天使とされるラファエル、「受胎告知」を聖母マリアに伝えたガブリエルなど良いイメージばかりクローズアップされています。これらは美術や絵画などで描かれた影響が大きいでしょう。

しかし、天使の中には人間とは似ていない恐ろしい能力を持った者もいます。例えば、死を司る天使(堕天使と見る説もあり)・サマエル。神の命を受けて人の魂を運ぶとされるこの天使は、神から「十戒」を授かったモーセの最後にも現れました。しかし、モーセはそんなサマエルを気に食わず、杖で殴ってサマエルを失明させたと伝えられます。怖いですね。

「メギド72」でハルマの真の姿を見られる日は来るのか?


本作ではメギドはバトルにおいて、人間体から本来の力を取り戻したメギド体に姿を変えます。しかし、シヴァの女王に従うミカエルやカマエルなどのハルマたちは、まだ本来の姿を見せていません。メギドがメインのゲームなので難しいかもしれませんが、今後はハルマたちを仲間にできる日に期待したいですね。


そして何よりも悪魔王サタンがどのような形で登場するのかしないのか、今から楽しみです。

参考文献:『聖書(口語訳)』(発行:日本聖書協会)、失楽園(著者:ミルトン、原著者:John Milton、翻訳:平井正穂)『魔導書 ソロモン王の鍵』(編著:青狼団、発行:二見書房)

(c) DeNA Co., Ltd.
更新日:2019年7月12日
提供元:インサイド

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