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自身初のサイ・ヤング賞へ視界良好。ドジャース・柳賢振が歴代でも群を抜く指標とは

ベースボールチャンネル

 ロサンゼルス・ドジャースの柳賢振投手が19日(日本時間20日)時点で、14試合に登板し9勝1敗と、地区首位を独走するチームの原動力となっている。今季の柳は防御率1.26でメジャートップの数値を叩き出しているが、そのほかにも柳の優秀さを示す指標がある。
 
 柳が歴代でも群を抜いているのは、制球力を示す指標である「K/BB(奪三振と与四球の比率)」。日本では、今季現役を引退した上原浩治投手が高い数値を残して有名となった。
 
 今季の柳のK/BBは、驚異の17.00。規定投球回に到達している投手の中では断トツの数字となっている。2位のジャスティン・バーランダー投手(アストロズ)が6.65、3位のマックス・シャーザー投手(ナショナルズ)が6.64と続くことからも傑出度がうかがえるだろう。
 
 では、歴代の選手を見るとどうか。規定到達者の中で過去最高は、フィル・ヒューズ投手がミネソタ・ツインズ時代の2014年に記録した11.63。前出の投手の中では、シャーザーの最高が8.12(2015)、バーランダーが7.84(2018)となっている。
 
 また、同僚のクレイトン・カーショウ投手は7.71(2014)がキャリアハイ。日本人メジャーリーガーの最高値は、現巨人の岩隈久志投手が記録した7.33(2014、マリナーズ)で、2018年終了時点で歴代20位の数字だ。
 
 柳は奪三振能力が高いわけではない。今季も奪三振率8.23と、メジャーで50番目の数字で、ダルビッシュ有投手(奪三振率10.32)やメジャー1位のゲリット・コール投手(奪三振率13.78)と比べると大きく劣っている。
 
 それでも、K/BBで群を抜く数値が出ている理由は、圧倒的に四球が少ないことにある。柳は今季93回を投げて、与えた四球はわずかに5個。与四球率0.48と圧倒的なコントロールで凡打の山を築いている。
 
 まだシーズンはようやく前半を終えようかという時期ではあるが、この調子が続くようであれば、自身初のサイ・ヤング賞、そしてK/BB歴代1位の数字も視野に入ってくるはずだ。日に日に凄みを増していく柳のピッチングに、今後も目が離せない。

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