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大谷翔平、アップトン、シモンズ…主力組の復帰で勢いに乗るエンゼルス。主砲トラウト「期待していたラインアップ」

ベースボールチャンネル

アップトンの復帰で打線に厚み

 ロサンゼルス・エンゼルスは、17日(日本時間18日)のトロント・ブルージェイズ戦に10-5で勝利。この日は、ジャスティン・アップトン外野手が復帰し、第1打席で本塁打を放つなど、存在感を示した。主力の復帰で勢いに乗るエンゼルスは、この試合から3連勝を飾り、ついに貯金1を掴み取った。
 
 アップトンはシーズン開幕前、ロサンゼルス・ドジャースとのエキシビジョンゲームで飛球を追いかけた際に左翼フェンスに激突し、右足の親指を負傷。昨季まで3年連続30本塁打を放った大砲を欠いて、エンゼルスはシーズンの前半戦を戦っていた。
 
 アップトンは、リハビリとして出場した1Aの試合では、6試合に出場し、打率.333(21打数7安打)、2本塁打、6打点、OPS1.107と健在ぶりをアピールしており、万全の状態でラインアップに戻ってきた。
 
 アップトン離脱の間は、グッドウィンやプエロが左翼に就き、期待以上の成績を収めていた。プエロは12試合で打率.390、3本塁打の活躍を見せていたが、アップトンの昇格に伴い、マーリンズへ放出された。だが、残ったグッドウィンが翌18日(同19日)に試合を決める一発を放つなど、主力の離脱が戦力の底上げにつながり、いまのベンチ層には厚みがある。
 
 一塁をプホルスと長打自慢のボーアで併用。二塁、三塁、遊撃には、ラステラとフレッチャーに加え、レンヒフォとトバーが日によって役割を変える。捕手はルクロイとスミスがいて、外野にはグッドウィンというオプションも固まった。
 
 直近3試合のスターティングメンバーは以下のとおりだった。
 
■17日(同18日)
1番(二)ラステラ
2番(中)トラウト
3番(指)大谷翔平
4番(左)アップトン
5番(右)カルフーン
6番(三)フレッチャー
7番(一)ボーア
8番(捕)ルクロイ
9番(遊)トバー
 
■18日(同19日)
1番(二)ラステラ
2番(中)トラウト
3番(指)大谷翔平
4番(一)プホルス
5番(右)カルフーン
6番(三)フレッチャー
7番(捕)スミス
8番(左)グッドウィン
9番(遊)レンヒフォ
 
■19日(同20日)
1番(二)ラステラ
2番(中)トラウト
3番(指)大谷翔平
4番(左)アップトン
5番(右)カルフーン
6番(三)フレッチャー
7番(一)ボーア
8番(捕)ルクロイ
9番(遊)レンヒフォ

シモンズが今週末のカージナルス戦から合流か

 また、左足首の捻挫で戦列を離れているアンドレルトン・シモンズ内野手の復帰が目前に迫っている。米公式サイト『MLB.com』によると、シモンズの経過は良好で、すでにルーキーリーグでのリハビリ出場を開始。最短で、週末のカージナルス戦にはメジャーの舞台に立つ可能性があるとしている。
 
 シモンズがメジャー復帰を果たせば、ここまで穴を埋めていた新人のレンヒフォかトバーがマイナーへ降格する。オースマス監督はレンヒフォについて、「彼がベンチに座っていることは、誰にとっても良い結果を生まないだろう」とコメントしており、有望株をバックアップではなく、3Aで毎日プレーさせることを示唆している。
 
 アップトン、シモンズの復帰で、ようやく理想のオーダーが組めるようになるエンゼルス。上位打線には、今季から定着した1番ラステラ、2番トラウト、3番大谷翔平が並ぶだろう。そして、中軸に復帰したアップトンと、高いアベレージを誇るシモンズ。さらには、レジェンドのプホルスに、今季チーム2位の16本塁打を放っているカルフーンが後に控える。
 
 また、シモンズの復帰でディフェンスも大幅に向上。今季3割近い打率を誇るフレッチャーやラステラとの連携が進めば、いまよりも多くの失点を防ぐことが可能となるだろう。
 
 同サイトにおいて、エンゼルスの主砲トラウトは、「うまくいけば数日以内に、オープニングデーに期待していたラインアップを組むことができる」と喜びを語っている。主力選手たちが離脱している間もチームを支え続けた大黒柱の負担が軽減すれば、トラウトの活躍も期待できるだろう。2本塁打を含む7打点を叩き出した19日(同20日)を皮切りに、ますます数字を伸ばしていくことになる。
 
<予想オーダー>
1番(二)ラステラ 打率.295、15本塁打、41打点、OPS.862
2番(中)トラウト 打率.299、22本塁打、56打点、7盗塁、OPS1.114
3番(指)大谷翔平 打率.277、9本塁打、30打点、3盗塁、OPS.843
4番(遊)シモンズ 打率.298、3本塁打、21打点、5盗塁、OPS.738
5番(左)アップトン 打率.333、2本塁打、2打点、OPS1.455
6番(一)プホルス 打率.235、12本塁打、39打点、OPS.757
7番(右)カルフーン 打率.239、16本塁打、38打点、3盗塁、OPS.821
8番(捕)ルクロイ 打率.232、7本塁打、25打点、OPS.671
9番(三)フレッチャー 打率.297、5本塁打、27打点、5盗塁、OPS.774

先発投手の補強が急務

 屈指の強力打線を有するエンゼルスだが、ここで課題となってくるのはやはり投手陣だ。どれだけ打線に力があっても、勝利に投手力は不可欠。ここまで主に先発を担っているケイヒルとハービーの防御率は7点超えと役割を果たせていない。さらに、ケイヒルはいま右ひじ痛で負傷者リスト(IL)入りと、不本意な状態だ。また、オープナー時の第2先発を務めるペーニャも防御率4.70と芳しくない。
 
 そんな中、スキャッグスが18日(同19日)に7回1失点の好投で、防御率を4.61まで向上させたことが、微かな光明といえる。先発投手がいない中、唯一70回以上を投げ、孤軍奮闘している。
 
 リリーフ陣のバットリー、ベドロージアン、ノエ・ラミレス、守護神ロブレスらは、概ね安定した投球を続けているが、オープナー起用もあり、疲弊している様子。やはり、リリーフ投手に負担をかけすぎないためにも、先発投手の補強が急務となってくる。
 
 地区首位アストロズとの直接対決をあと17試合も残しているエンゼルス。首位を叩くことができれば、10ゲーム差と大きく水をあけられている同地区内でも、一気に上位進出の可能性が出てくる。地区首位とまではいかなくとも、ワイルドカード圏内へは、2.5ゲーム差に迫る位置につけており可能性は十分で、ポストシーズンへの備えは必要だろう。
 
 5月に大谷が復帰し、6月に本調子を取り戻した。6月中旬にはアップトンが復帰し、大谷と入れ替わりで離脱したシモンズがもうすぐ帰ってくる。ベストメンバーでの大躍進へ、注目が集まる。

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