クチバシと頭蓋骨の飾りをつけた青銅器時代の「バードマン」の遺骨が発見される(シベリア)

クチバシと頭蓋骨の飾りをつけた青銅器時代の「バードマン」の遺骨が発見される(シベリア)
画像は映画「ヴィレッジ」に出てくる森の怪物およそ5000年以上前、青銅器時代のものと思われる人間の遺骨が発見された。その遺骨の頭部の下あたり...
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画像は映画「ヴィレッジ」に出てくる森の怪物

 およそ5000年以上前、青銅器時代のものと思われる人間の遺骨が発見された。その遺骨の頭部の下あたりには、数十の鳥のくちばしや頭蓋骨から作られた首飾りや頭飾りが整然と配置されていた。

 ロシア・シベリアのノヴォシビルスク地区ウスト・タルタスから発見された、この遺骨はそれらのユニークな装飾品から『バードマン』と呼ばれている。

鳥のくちばしや頭蓋骨で装飾されたバードマン


 「30から50の鳥の頭蓋骨と長いくちばしが、人間の頭骸骨の下に整然と配置されていて、首を覆う襟のように置かれていた」と、シベリアにあるノヴォシビルスク考古学・民俗学研究所の研究者リディア・コベレヴァ氏は説明する。

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image credit:The Siberian Times

 「このクチバシや頭蓋の首飾りは、鎧のような防護服だったか、儀式のための装束だったのかもしれないと」コベレヴァ氏。

 鳥の種類は特定できていないが、サギやツルといった大型の浜鳥の可能性が高い。

 これらの頭蓋やクチバシは互いにつながっていたか、なにか織物に取りつけられていたようだが、縫い合わせていたはずの穴が骨に一切見つかっていない。

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墓から見つかった鳥のクチバシや頭蓋骨
image credit:The Siberian Times

バードマンの近くに埋葬されていた男性と子供の遺体


 さらに、このバードマンには仲間がいた。そばにもうひとつ二層になった墓が発見されている。上の段には、5歳と10歳くらいのふたりの子供の遺体があり、木のしきりを隔てた下の段には、大人の男性の遺骨があった。

 この男性はたくさんの副葬品と共に埋葬されていた。頭蓋の近くには、丸い眼窩をもつふたつの青銅の半球と横木で作られた仮面のようなものがあった。

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image credit:The Siberian Times

 そばに置かれた磨かれた石は儀式用のものと思われ、この男性がバードマンと共に儀式を取り起こった人物であることがうかがえる。

 「ふたりとも、社会の中で特別な役割を担っていた人物に違いない」コベレヴァは言う。


Beaks
References:The Birdman of Siberia: sensational finds in the heart of Russia puzzle scientists/ written by konohazuku / edited by parumo
更新日:2019年6月12日
提供元:カラパイア

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