
3月22日、ノーベル平和賞受賞者の歓迎会にて
安倍晋三首相(64)が、東京・戸越銀座商店街で、現金を使わずに買い物をする「キャッシュレス決済」の導入状況を視察。iPadのアプリを使い、いささか多めに花を買った理由を記者団に問われ、若干恥ずかしそうに「え〜……妻に買いました」と答えていたのは、2月のことだ。
政府は、2019年10月に迫った消費増税対策として、キャッシュレス決済によるポイント還元制度をその柱に位置づけている。さしずめ、支持率を下げないようにと国民に向けた「花束」のようなものだが、消費増税と来る参院選を絡め、こんな噂がくすぶっている。
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「消費増税を見送るという大義名分のもと、夏の参院選に合わせ衆議院を解散、『衆参W選』を打つと2018年末から囁かれていた。政治家が地元から戻る5月の連休明けにその気運が高まるはずと、最近また盛り上がっている」(政治部記者)
10月の消費増税を見送れば、これで3回め。安倍首相は、2014年11月に見送りを表明し、翌12月の衆院選で勝利。