【インタビュー】『ダンボ』ティム・バートン監督「他者からは欠点に見えることを肯定的に捉えてみれば、それは美しさに変わるのです」

【インタビュー】『ダンボ』ティム・バートン監督「他者からは欠点に見えることを肯定的に捉えてみれば、それは美しさに変わるのです」
1941年製作のディズニー・アニメ映画『ダンボ』を実写化したファンタジーアドベンチャー『ダンボ』が3月29日から公開される。サーカス団に飼われ、大きな耳を使って空を飛ぶことができる小さなゾウの子ども…

 1941年製作のディズニー・アニメ映画『ダンボ』を実写化したファンタジーアドベンチャー『ダンボ』が3月29日から公開される。サーカス団に飼われ、大きな耳を使って空を飛ぶことができる小さなゾウの子どもが、サーカス団の家族の力を借りて引き離された母親を救うために活躍する姿を描く。本作のティム・バートン監督が来日し、映画製作の裏側を語った。

-もともとオリジナルの『ダンボ』(41)がお好きだったということですが、今回の実写化について、どんな点に魅力を感じたのでしょうか。

 オリジナルは作られた昔の時代を反映しているので、時代が変わった今はさまざまな事情からそのままリメークすることはできません。ただ、自分が好きだったオリジナルの感覚や感情の部分は取り入れたいと思いました。今の世の中はとても混沌としていて、日々いろいろなことが起きています。だからこそ、こうした単純な感情の物語を伝えることができればと思いました。

-監督の映画は、異形の者、アウトサイダー、個性的なキャラクターを描いたものが多いのですね。その意味ではこの映画はぴったりの題材だったと思いますが。

 おっしゃる通りです。だからこの映画を撮りました。私自身、ダンボというキャラクターをとてもよく理解することができました。周りから奇妙に見られたり、他の者とは違う、合わないと思われているという…。ただ、他者からは欠点に見えることを肯定的に捉えることによって、それは美しさに変わるという点で、とても大きなインスピレーションを得ました。

-監督にとって、オリジナルがあるものを自分流に作り直す楽しさや挑戦する気持ちなどは、どういうところにあるのでしょうか。

 もともとあるものを作り直す場合は苦労や難しさがあります。なぜなら、人々にはそれに対するイメージがあり、それぞれの思いや解釈があるからです。『ダンボ』も例外ではありません。ですから今回私が作ったことを残念に思う人もいるでしょう。オリジナルの作品ならば、比べるものがないので人々はそんなふうには思わないのです。ただ、良いところは、自分がインスピレーションを受けたものであるだけに…

(更新日:2019年3月26日)

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