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自分らしく生きることの大切さを教えてくれる欅坂46「黒い羊」

UtaTen

個性を描いた歌詞



「あやふやなものははっきりさせたい」「遠回りして帰る」「放課後の教室は苦手だ」など、最初のメロ部分には、この歌詞の登場人物“僕”の性格が描かれている。“僕”は、物事をはっきりさせたいタイプで、人に合わせるといったことが得意でないように読み取れる。


大勢が賛同する提案であっても、自分が納得できないことには賛同できない。

良く言えば意志が強く、悪く言えば協調性及び同調性がないとも言える“僕”の存在は、次第に浮いていく。



“僕”が賛同しないことに対して、賛同するように説得してくる者もいれば、“またあいつのせいで話が進まない…。”と不満を漏らす者もいる。

1人であっても賛同できない者の意見を無視し、皆が賛同したということにしたい周りの考えに“僕”は疑問を抱く。

“なぜ大勢の意見が正しい事であるかのように、賛同しなければならないのだろうか?”

自分に自信を持つことの大切さ


歌詞中にもある「黒い羊」とは、“僕”以外のその他大勢の群衆である「白い羊」の中で、“僕”のような、周りから浮いてしまう存在のことを表現している。

“浮いてしまう”ことはが悪い事でないし、そもそも“浮いてしまう”という言葉自体がおかしいとさえ思う。

意見や価値観は1人1人違って当然なのだから、お互いのそういった個性の部分をもっと尊重できれば、誰かが“浮く”ことなんてなくなるのだ。



自分の意見があるのに、他人の意見に合わせにいっても、それは自分を偽ることにしかならない。

だから、周りの意見が自分と違っていたとしても、自分の考えに自信を持って主張することが大事だというメッセージがこの歌詞に込められている。


個性は伸ばすもので、押し殺すものではない




自分の個性を押し殺すことで、周りからは“同じだ”という親近感を持たれ、反感も買わないが、自分らしさは失われる。

どこにも自分と全く同じ人間なんていないのに、人が人に同調することはよくあることだ。本当に同じ意見なら同調してもいいが、少しでも自分が違う思いを抱いているなら言うべきだ。

“誰にも同調せず、気を使わずに意見を言ってごらん”と言えば、多くの人が本心を言って、様々な意見が出ることだろう。


人と人との繋がりの中で、自分の色、いわゆる個性を出していくことを恐れないで欲しいということが、この楽曲で一番聴き手に伝えたかったことではないだろうか。



TEXT 蓮実 あこ

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