バレエファン要注目、映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』で振付家ウェイン・マクレガーが指導するメイキング映像を公開

バレエファン要注目、映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』で振付家ウェイン・マクレガーが指導するメイキング映像を公開
  シアーシャ・ローナン(『レディ・バード』)、マーゴット・ロビー(『アイ,トーニャ 史上最大...

 

シアーシャ・ローナン(『レディ・バード』)、マーゴット・ロビー(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』)という二人のアカデミー賞®ノミネート女優が競演する映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(原題:Mary Queen of Scots)が、2019年3月15日(金)より、TOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国で公開される。


『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.



本作品は、16世紀イギリスに実在した有名な二人の女王、スコットランド女王メアリー・スチュアートとイングランド女王エリザベス1世の対立を描いた歴史フィクションである。生涯独身を貫いた“ザ・ヴァージン・クイーン”エリザベス1世は、多くの映画や舞台で描かれてきた通り、ヘンリ8世の娘として生まれながら、母が処刑され、不遇の少女時代を送ってきたが、やがて王位に就き、大英帝国の繁栄の礎を築く。一方、エリザベスの従妹にあたるメアリー・スチュアートは、NHK-BSのドラマ「クイーン・メアリー」でも克明に描かれていたとおり、生後6日にして女王となり、美貌に恵まれ、恋多き人生を送ったが、数々の陰謀の犠牲となり悲劇の運命を辿ることとなる。なお、3月8日現在、ダーチャ・マライーニの戯曲「メアリー・スチュアート」が下北沢楽園で上演中である(3月10日まで)。


『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.



映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』では、メアリーを演じたシアーシャ・ローナン、エリザベスを演じたマーゴット・ロビーという二大女優の存在感が強烈無比である。そして、ジャック・ロウデン(ヘンリー・ステュアート役)、ジョー・アルウィン(ロバート・ダドリー役)ら、周囲の豪華な俳優陣も、迫真の演技によって観る者を圧倒し続ける。

監督は、英国の舞台演出家でドンマー・ウエアハウス劇場の芸術監督も務めるジョージー・ルーク。本作が映画初監督作品となるが、シェイクスピア史劇のような切れ味をも感じさせつつ重厚で深みのある作り込みが見事だ。その意味で英国演劇が大好きな向きには、誠に心地よいフィルムといえるだろう。また、ポスト・クラシカルの旗手として売れっ子の作曲家、マックス・リヒターの音楽も重要だ。物語と見事に一体化して、緊張感を否応なく高めている。

そのマックス・リヒターと組んで、作家ヴァージニア・ウルフの作品をダンス化した『ウルフ・ワークス』を英国ロイヤルバレエ団のために創り、世界中に名を轟かせたのが、本作にも関わっている振付家ウェイン・マクレガーである。彼は、本作の劇中ダンスのコレオグラフィを担当しているほか、16世紀貴族の所作も演技指導しているので、要注目だ。

ウェインの指導について、シアーシャは「メアリーの身体性や動きに取り込むのに役に立った」と語っている。また、マーゴットは、ウェインから「コルセットは自分を守る鎧になり、エリザベスの世界を保ち、象徴であり続けることのリマインダーになる、だから憎むな」というアドバイスを受けて、コルセット嫌いを克服したという。ウェインの指導力の高さがうかがえる逸話といえよう。そんなウェインの指導したメアリー女王たちのダンスシーンが含まれるメイキング映像が、このほどSPICEに届いたので、紹介する(※当該シーンは音声が殆ど聴こえない)。

【メイキング映像】メアリー女王たちのダンスシーンを指導するウェイン・マクレガー


現在、英国ロイヤルバレエ団の常任振付師であるウェイン・マクレガーは、代表作というべき前述『ウルフ・ワークス』の他にも多数の傑作を次々と発表し、またパリ・オペラ座バレエ団やアメリカン・バレエ・シアターといった世界の名だたるバレエ団にも作品を提供する最前線の鬼才コレオグラファーである。過去には「ユニクロ」のCMに出演経験があり、また、トム・ヨークやケミカル・ブラザーズのPVの振付も手がけている。映画は、これまでにも『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、『SING/シング』などを手がけている。さらに、2019年12月全米公開予定の実写版ミュージカル映画『キャッツ』(監督:トム・フーパー/音楽:アンドリュー・ロイド・ウェバー)の振付を担当することも決まっており、映画界でもその名を轟かせている。今回紹介した映像では女王メアリーたちの華やかなダンスが作られた過程を知ることができるが、本番のダンスシーンは、ぜひ劇場のスクリーンで確かめていただきたい。

このように現代英国アートシーンを代表する演出家、作曲家、振付家が集結し、濃縮化されたスピリッツをこれでもかと注ぎ込んだ英国歴史劇映画こそ、この『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』なのである。

更新日:2019年3月13日
提供元:SPICE

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