【インタビュー】『グリーンブック』ピーター・ファレリー監督「『グリーンブック』のおかげで、あと2本ぐらいは映画が作れます(笑)」

【インタビュー】『グリーンブック』ピーター・ファレリー監督「『グリーンブック』のおかげで、あと2本ぐらいは映画が作れます(笑)」
先に行われた第91回アカデミー賞授賞式で、作品、脚本、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)を受賞した『グリーンブック』のピーター・ファレリー監督が来日し、インタビューに応えた。本作は、黒人ピアニストのド…

 先に行われた第91回アカデミー賞授賞式で、作品、脚本、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)を受賞した『グリーンブック』のピーター・ファレリー監督が来日し、インタビューに応えた。本作は、黒人ピアニストのドクター・シャーリー(アリ)と、イタリア系白人のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)という、異なる世界に住む2人の旅の様子を、実話を基に、ユーモアとペーソスを交えて描いたロードムービー。これまでコメディー映画を中心に撮ってきたファレリー監督が新境地に挑んだ作品でもある。

-まず、アカデミー賞受賞おめでとうございます。これまで一緒にコメディー映画を撮ってきた“コメディーの仲間たち”の反応はいかがですか。

 (日本語で)ありがとう。仲間たちはもうジェラシーの塊です(笑)。まさかオスカーを受賞するなんて思ってもいなかったので、自分でも驚いたけど、友人たちはもっと驚いている感じです。これは本心ですが、この映画を作っているときに、オスカーのことなんて考えたこともありませんでした。もともと僕はコメディー映画を作ってきたけど、コメディーはオスカーとはあまり縁がないので遠い存在でした。なので、「もしかすると…」と、意識し始めたのは授賞式の2カ月ぐらい前からでした。

-受賞後に、ヴィゴ・モーテンセンやマハーシャラ・アリとは何か話をしましたか。

 授賞式の後は、人々がまるで動物園のように押し寄せてきて、「こんなモブシーンは見たことがない」という感じだったので、2人と会話はできませんでした。なので、数日後に改めて集まって話をしました。2人とも素晴らしい人間性の持ち主ですし、出会った瞬間から馬が合いました。映画作りの最中は、互いに絆ができるものですが、この映画では特に深いものができました。みんなで「いろいろあったけど、この映画を作って本当に良かったよね」と話をしました。
 ただ、この仕事の寂しいところは、撮影中は何カ月も一緒にいるのに、撮影が終わったら、例えば、ヴィゴはスペインに戻り、マハーシャラは次の撮影のためにアーカンソーに行き、私は家に…

(更新日:2019年3月9日)

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