
安定の水谷豊
テレビドラマがリアルタイムで見られなくなっている現在、成功度を従来の「視聴率」だけで測ることは難しくなってきた。
大手広告代理店では、各作品の「総制作費」と「視聴率」をもとに計算された「採算分岐点」から、コスパを換算し、さらに録画視聴の指標である「タイムシフト視聴率」などを加味して、ドラマの成否を判断している。
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本誌は、そうしたさまざまな指標のひとつで、ドラマ制作者たちのリアルな声が掲載されている極秘データを入手した。「視聴率3冠王」の日本テレビと、しのぎを削っているテレビ朝日。ドラマも好調なようだ。
同局でいちばん評価がよかった作品は、毎シーズン安定した数字をたたき出し、いまや日本を代表するドラマといえる『相棒 season17』(1月期全6話放送終了、毎週水曜21時00分~)だ。主演の水谷豊は、米倉涼子と同額の1本350万円で、民放各局における現在最高のギャラである。