
テレビドラマがリアルタイムで見られなくなっている現在、成功度を従来の「視聴率」だけで測ることは難しくなってきた。
大手広告代理店では、各作品の「総制作費」と「視聴率」をもとに計算された「採算分岐点」から、コスパを換算し、さらに録画視聴の指標である「タイムシフト視聴率」などを加味して、ドラマの成否を判断している。
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本誌は、そうしたさまざまな指標のひとつで、ドラマ制作者たちのリアルな声が掲載されている極秘データを入手した。まずは、近年「視聴率3冠王」をほしいままにしている、日本テレビのドラマから。
同局でいちばん評価がよかったドラマは、『3年A組−今から皆さんは、人質です−』(毎週日曜22時30分~)だ。日曜の深夜にもかかわらず、視聴率は平均して2桁を維持している。予想だにしない展開の早さなど、話題性もある。