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尾上丑之助初舞台『團菊祭五月大歌舞伎』菊五郎&菊之助に、中村吉右衛門ら豪華配役

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尾上菊之助



同作は、1984年2月、菊之助が当時六代目丑之助として初舞台を踏んだときに初演された。その際は、御厩鬼三太を菊五郎が、鬼一法眼を市村羽左衛門(17代目)が勤めた。脚本は、NHK大河ドラマ『源義経』の原作・脚本を手掛けた小説家の村上元三(1910年ー2006年)。菊五郎が『源義経』を主演したことが縁となり、『絵本牛若丸』が書かれたのだそう。


寺嶋和史は、菊之助がマイクを差し出すと、「このたび尾上丑之助の名跡を、七代目として襲名いたします。一生懸命がんばります。どうぞよろしく、お願いいたします」と、堂々と挨拶をした。


憧れの役は、弁天小僧菊之助

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菊五郎は、菊之助が初舞台を踏んだ頃について聞かれると「親は大変ですよ。上(先輩)にも子供にも気をつかいます」と振り返る。

「今回は楽ですね! 親にみんなまかせておけばいいので。おじいさんになると、どうしてこんなに楽なんでしょう!」と笑い、「これから変声期を迎えたり、色々ありますから、まずは今のように、まっすぐに育ってくれれば」と願いを込める。


尾上菊五郎



菊之助と和史は、今まさに、和史の台詞と日本舞踊の特訓中とのこと。

「ふだんの稽古では、少し疲れたような雰囲気を見せることもありますが、舞台出演に向けた稽古では、どんなに厳しくしてもへこたれません。歌舞伎が好きなんじゃないかな? と思っています」「身近な父も岳父(吉右衛門)も、まだまだ元気です。どんどん二人の芝居をみて育ってほしい。古典の面白さ、奥深さを追求していってほしいです」


尾上菊之助



和史は、どんな役者になりたいかを問われ「お父さんのような歌舞伎役者に」と回答した。憧れの役に「弁天小僧」が挙がると、記者席は早くも期待のこもった「おお~」というどよめきがあった。好きな台詞を問われると、「弁天小僧菊之助、というところです」と決めゼリフも披露。

和史は、自宅で菊五郎や菊之助の弁天小僧や、『マハーバーラタ』の戦闘シーンをしょっちゅう見ているという。菊之助を相手に、激しい立ち廻りをマネすることも多いとか。「いつも斬られています」との菊之助の答えに、一同も和史も爆笑した。


会見では、質問者から「おめでとうございます」と言われるたび、「ありがとうございます」と大きな声で答えていた和史。

「楽しみにしていることはありますか?」には「ないです」、「牛若丸のお衣装、似合っていますね」には「似合ってます。ありがとうございます」など、5歳にして大勢の報道陣にも動じない貫禄と、あどけない仕草や受け答えが、たびたび一同を笑いに包み、終始和やかなムードだった。


感謝の気持ちで、次世代へ

菊五郎は1948年に『助六曲輪菊』で初舞台を踏み、役者生活70年を迎えた。今、思うのは「歌舞伎界への恩返し」だという。

「歌舞伎初舞台というと、皆さんがこうして来てくださる。ありがたいことだと思いながら、コツコツ勉強をさせていただいてきた。やっと後輩たちが『兄さんあれを教えてください』『これを教えてください』とくるようになりました。それが恩返しだと思い、知っている限りのことは教えていますし、それが次の世代に繋がっていってくれれば。歌舞伎界はそれがあったからこそ、連綿と続いてきたものでもあります。感謝の気持ちは忘れてほしくないなと思います」

尾上菊五郎と中村吉右衛門、人間国宝の祖父を二人もち、父は尾上菊之助。将来の歌舞伎界を担う和史の、七代目尾上丑之助としての最初の一歩を見逃さないでほしい。『團菊祭五月大歌舞伎』は、2019年5月3日~27日に歌舞伎座にて上演される。


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