
スターの親から引き継いだ、「知名度」というアドバンテージを踏み台に、芸能界で活躍する二世タレントたち。オーディションに行っても「予選免除」の特権もあるという彼らは、言い方を変えれば、「すでに業界の環境に慣れているため、予選が必要ない」ともいえる。
とはいえ、そこはシビアな芸能界。いくらスターを親に持つとはいえ、「勝ち組」と「負け組」が存在する。
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大手広告代理店のキャスティング部門では、数あるデータから、二世タレントの「オススメ度合い」をランキング形式にまとめた資料を作成し、クライアントに提示するツールにしている。本誌は、その極秘データを入手した。
そのなかから、二世タレントの「勝ち組」を紹介しよう。第4位は安藤サクラだ。大御所俳優の奥田瑛二を父に、女優の安藤和津を母にもつ、サラブレッド。母の和津は、歴史に名を残す元総理大臣・犬養毅の孫であり、由緒正しき血筋でもある。
さらに、姉は新進気鋭の映画監督である安藤桃子、夫は若き名バイプレイヤーの俳優・柄本佑と、芸能一家である。人妻ながら、NHK朝ドラ『まんぷく』のヒロインに抜擢され、知名度を上げた。2018年に出演した映画『万引き家族』が、カンヌでパルムドールを受賞。