
写真・朝日新聞
「当時の東映関係者で、A組長のことを知らない人はいないよ。もちろん、ヤクザだってことも知ってる」
本誌にこう話すのは、俳優の火野正平(69)だ。近年は『にっぽん縦断 こころ旅』(NHK BSプレミアム)でお茶の間を和ませる火野。だが、火野といえば、かつて「最大11股」と報じられた、昭和を代表する色男である。
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1月末に『週刊新潮』(2月7日号)が、元宝塚歌劇団男役トップスター・鳳蘭のマネージャーを務めていた火野の内縁の妻が、金銭トラブルによって鳳の事務所を解雇されたと報じた。火野は『週刊新潮』の取材に、「うちのかあちゃんは絶対に、横領なんて大それたことはしていない」と反論している。
真相はいまだに明らかになっていないが、本誌は火野の「ヤクザからの借金」についての証言を得た。関西の暴力団組長・A氏(現在は引退)と親しいB氏がこう明かす。
「組長と火野さんのお金の貸し借りが始まったのは、1983年のことでした。組長は東映の役者や関係者と親しく、その関係で火野さんと知り合っていました」