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ストームキャット系初の王者誕生なるか 血統面から考える英ダービーの注目馬

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【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆知っておきたい! 血統表でよく見る名馬

【コングラッツ】

 現役時代は米G1を勝てず、G2止まりの競走馬でしたが、種牡馬として成功し、米GIを4勝したタービュレントディセントをはじめ多くの重賞勝ち馬を出しました。牝馬の活躍馬が多く、母の父としても成功しています。

 JRAにおける母の父の成績は、芝15勝、ダート12勝という成績で、連対率も芝23.7%、ダート16.9%と、芝がダートを上回っています。ダービー馬ダノンデサイル、ダート王フォーエバーヤング、GII時代のホープフルSを勝ったハートレーなどが出ています。エーピーインディ系は、シニスターミニスター、パイロ、マジェスティックウォリアーなどダート巧者が多いのですが、コングラッツはそれらに比べると芝寄りの血です。

 海外でも、母の父として名牝シーデアズザデビル(ケンタッキーオークス、ラトロワンヌS、クレメントL.ハーシュS)、キャラヴェル(BCターフスプリント、ジャイプールS)などのG1ホースを出しています。前者の母スターシップワープスピードは「コングラッツ×フォレストリー」なのでダノンデサイルの母トップデサイルと同じ。また、後者の母ジージーズームズームは、「父コングラッツ、2代母の父ダイナフォーマー」なので、これもまたトップデサイルと同じです。

◆血統に関する疑問にズバリ回答!

「英ダービーの血統的注目馬は?」

 今週末、6月1日(土)に英ダービーが行われます。今年で245回目。昨年、ディープインパクト産駒のオーギュストロダンがヘイロー系初の優勝馬となりましたが、今年はシティーオブトロイがストームキャット系初の制覇を狙います。

 世界的に大きな勢力を誇るこの系統は、とくにアメリカを中心に繁栄していますが、イギリスやアイルランドでは短距離が中心で、まだ英ダービー馬は出ていません。仏ダービーはシャマーダルとロペデヴェガが親仔制覇を成し遂げています。

 シティーオブトロイは、1番人気に推された英2000ギニーで9着と大敗。しかし、ブックメーカーは英ダービーの前売りオッズで依然1番人気に推しています。昨年、同じエイダン・オブライエン厩舎のオーギュストロダンは英2000ギニー12着のあと英ダービーを制覇しました。その再現があると見ているのかもしれません。

 父ジャスティファイは無敗の米三冠馬で、父系はスキャットダディ→ヨハネスブルグ→ヘネシー→ストームキャットとさかのぼります。

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