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私たちの日常に寄り添うお店 Part 3「WOOD VILLAGE CYCLES」

Qetic

“always by our side(いつも私たちのそばに)”をコンセプトに、Canonから新しく生まれたスポットライト型スピーカー「albos Light&Speaker」。360°全方位から体感できるクリアなサウンドと様々な角度から対象を照らせるライトにより、日常に彩りを加えてくれる。そんな「albos」とのコラボ企画として、私たちの生活に寄り添い、ライフスタイルを豊かにしてくれる様々なショップを紹介していく本連載

albos Light&Speaker

今回は、東京・幡ヶ谷にある自転車店「WOOD VILLAGE CYCLES(ウッドヴィレッジサイクルズ)」をフィーチャー。オールドMTB(マウンテンバイク)やツーリング車の中古修理販売をメインに行う同ショップが、物選びにおいて大切にしている価値観などについてオーナーである木村さんに話を聞いた。本記事とは別に、「WOOD VILLAGE CYCLES」での空間作りや、「albos」の使い方の提案などに関してフォーカスした記事も掲載されるので、そちらも併せてチェックしてみて欲しい。

2022年にオープンした「WOOD VILLAGE CYCLES」。いわゆる町の自転車屋とは違い、ただ完成車を売るのではなく、お客さんの好みやライフスタイルに寄り添うようにパーツをカスタムして自転車を作っていく店だ。そのオーナーである木村さんは、元々造形の学校に通い映画のセットなどを作る道を目指していたという。当時アルバイトとしてたまたま行き着いたのが、総合スポーツショップの自転車部門だった。そこで自転車に触れていく内に、その魅力に引き付けられていくようになる。

「働いていたスポーツショップではロードバイクなどを扱っていたのですが、それとは全然違う80年代ぐらいの自転車などに興味が出始めて。それを自分で直して乗っていたら、周りの人たちが自分も欲しいと言ってくるようになったんです。そうやって知り合いに頼まれて自転車を組んでいる時間が楽しくて、これが仕事になったらいいなと考えるようになり、気付いたら自転車屋になることを志していました。あのときの経験がなかったら自転車屋になろうとは考えてなかったと思います」と木村さんは、当時の思いを振り返る。

WOOD VILLAGE CYCLES オーナー 木村祐太さん

そうやって個人のオーダー自転車を組む作業場として始まった「WOOD VILLAGE CYCLES」の特徴は、何と言っても中古のフレームやパーツから自由に自転車を組めることだ。まずはフレームを選び、ハンドルはどういった感じで乗りたいかなど、一から組んでいくことができる。そう聞くと、何だか難しそうと思う方もいるかもしれない。木村さんはそういう方にも是非来てもらいたいと話す。

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「ウチは80年代90年代ぐらいの自転車を、今の時代の人が乗ったらどうなるかということを楽しめる店です。自転車って良いものを突き詰めていこうとすると、一般的には高価で軽いものになっていくのですが、僕が目指しているのは“自分らしく楽しく乗れる”、それをキープできる自転車屋です。お客さんは20,30代の方が多いですが、高校生ぐらいの子も来れば、60代ぐらいの方などもいらっしゃいますし、最近は女性のお客さんも増えてきました。世代や性別はあまり関係のない場所を目指していますね。こういった自転車を組むのは初めての人がほとんどなので、皆さん知識がないからこそ楽しい部分は多いのかなと思います。3ヶ月以内に2台目を組みに来る方などもいらっしゃいますよ」。

「WOOD VILLAGE CYCLES」の魅力は、その窓口の広さだけじゃない。木村さんの“自転車をもっと自由に楽しんで欲しい”という純粋な思いが伝わってくることで、こちらも気付けば前のめりに話を聞いてしまう。

「既にお持ちの自転車でも、カスタムできることも多かったりします。あと、一般的な自転車屋さんだと、メリットがなくてやらないことがたくさんある。自転車には一応規定の規格があるのですが、安全面などではなく補償云々などを気にして、そこの範囲を超えたカスタマイズをあまりしない。ウチでは、もちろん安全性を保った範囲でできることは全部やります。自転車って本当はなるべく時間をかけずに仕上げるのが、お店としては一番有益な形なんですけど、ここは個人店なので、楽しんでもらってまた来てもらえるのが一番いいのかなと思っています」。

「albos」のコンセプト、“always by our side(いつも私たちのそばに)”と共鳴するように、お客さんのライフスタイルへと寄り添う自転車を作っている「WOOD VILLAGE CYCLES」。そんなお店のオーナーである木村さんが、大切にする価値観や物選びの視点について聞いてみた。

「自分がどういうものを好きなのか、理解することが大事なのかなと思います。今の時代って世間的にカッコイイとされているものがすぐ目に入ってきますが、他人からのカッコイイを委託しているような感覚が、僕はあまり好きではなくて。別にそんな大した理由はなくてもいいと思うんですけど、自分が好きって思う部分が何なのかっていうのを考えた末に出てくる欲しい物の方が、やっぱり物として愛着が湧くと思うんです。カッコイイと思って買った自転車も、しばらく経つとどうしてもボロボロになっていく。それを買い換えるのか、パーツを変えてまだ乗るのかって愛着の持ち方の違いだと思うんです。選んだ理由を持っていると、僕は愛着を持って長く付き合える。やっぱり自分が気に入った物には、長く使っていってもらいたいなと思いますし、そういうことを伝えていきたいなと思います」。

そんな木村さんの自転車に対する真っ直ぐな思いは多くの人に届き、今年の2月には2店舗目となる「PATH BACKYARD」を祐天寺にオープン。そこにはフレームの溶接など自転車の基礎から作れるビルダーたちが在籍しているので、自転車の楽しみ方をより自由に拡張できるようになっている。さらに、店内にはイベントスペースを併設。自転車により興味を持ってもらえるような場所を作りたいと、メンテナンス講習やホイール組みの勉強会なども開催していくとのことだ。

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