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すさんだ毎日を送る18歳の少年 裏社会に生きる孤独な男 響き合う2人 「このろくでもない世界で」予告

映画スクエア

 2024年7月26日より劇場公開される、第76回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に正式出品された映画「このろくでもない世界で」の、予告編が公開された。

 予告編では、校庭で談笑する高校生たちに無言で近づき、手に持った石を振り下ろす主人公のヨンギュに続き、足元の水たまりに落ちた石から血が水面ににじむ映像から始まる。貧しい家庭に育った18歳のヨンギュは継父からの暴力に耐えるすさんだ日々を送っているが、唯一の救いは、義理の妹ハヤン(キム・ヒョンソ)と悪態をつきながらも一緒にハンバーガーを食べる時間だった。しかし、ハヤンを守るために起こした暴力事件によって追い詰められ、裏社会に生きるチゴン(ソン・ジュンギ)に頼るしかなかった。

 これまでの作品で美しさやクールさを見せてきたソン・ジュンギが、救いようのない町で生まれ育ち、そこから抜け出せない孤独な男を、傷だらけの背中で体現。チゲを食べながら「顔の傷は使える、教えてやるよ。俺を兄(ヒョン)だと思え」と、この町で生き抜くために必要な金、暴力、そして犯罪を教え込むシーンが続く。そして「一瞬、楽園を見た」のコピーとともに、陽が差すなか、バイクに乗るヨンギュとハヤンのシーンで締めくくられている。

 あわせて公開されたポスターでは、ヨンギュとチゴンの顔がそれぞれ反対を向いた配置で描かれながらも、2人が重なり合っている構図によって、彼らの運命が交錯することが表現されている。また、「ヒョン(兄貴)、いつの日か、ここから這い上がることができるだろうか」というチゴンを慕うヨンギュ視点の呼びかけがコピーとして使われ、ヨンギュの傷とチゴンの傷とが呼応する“傷だらけのふたり”が織りなす物語を描き出したポスターとなっている。

 「このろくでもない世界で」は、ある寂れた町を舞台に、継父からの暴力と貧困にあえぐ18歳の少年ヨンギュと、絶望の漂うヨンギュの瞳にかつての自分を重ねた裏社会の男チゴンの物語。傷だらけのふたつの魂が交錯した時、悲劇がさらなる悲劇を生み、彼らの運命は思わぬ方向へ走り出す。

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 監督・脚本を務めたのは、本作が初長編作品となるキム・チャンフン。ヨンギュ役を演じたのは、「ヴィンチェンツォ」「ロ・ギワン」などのホン・サビン。大きく作り上げた体になまなましい傷を全身に刻んだ犯罪組織のリーダーという、これまでにない姿で登場する。表情や声のトーンまで徹底的に変え、チゴンというキャラクターを体現している。

【作品情報】
このろくでもない世界で
2024年7月26日 TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.

 
   

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