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爆笑問題・太田光著『芸人人語』第3弾も「大ひんしゅく編」!「ピカソ芸」満載のコラム「芸人人語」をまとめた単行本の第3弾が発売

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朝日新聞出版のPR誌「一冊の本」に連載中の、爆笑問題・太田光氏「芸人人語」をまとめた単行本の第3弾『芸人人語 旧統一教会・ジャニーズ・「ピカソ芸」大ひんしゅく編』が、2024年5月20日(月)に発売になりました。「安倍元首相銃撃」「さんまさんとM-1」「デヴィ夫人vs.森元総理」「戦争と平和」「芸能界の性加害」「メディアの沈黙」など、話題となった出来事を取り上げながら、「笑い」「芸術」「社会」「人間の弱さ」について様々な角度から記したコラム集です。アメリカもロシアもエンタメも哲学も談志の落語も相方の田中も、この世の中はドタバタ劇にあふれている——。毎度のことながら、朝日新聞「天声人語」よりも長くて深くて、切れ味鋭い! 渾身の20編です。


「芸人人語」は、2019年の連載当初から注目を集め、「毎日新聞」「朝日新聞」「東京新聞」各紙でも取り上げられてきた人気連載です。
「政治」「事件」「芸能」「科学」「文学」「戦争」「笑い」など様々なテーマを、太田光氏が忖度なしで論じます。
今回は2020年12月に発売された単行本の第3弾です。
「ピカソ芸」にあふれた本文の一部を紹介します。
全ての人間は、自分を一番大切にする権利があると私は思っている。神よりも、死者よりも。この世界のほとんどは「神秘」だ。人間の中も「神秘」だ。「学問」も「教義」も同じ。「方法」に囚われれば、「本質」「真実」から遠ざかる。「神秘」を取りこぼす。人間は一生自分の居場所を探し続ける。親も子も、誰にとってもこの世界は残酷だ。多くの価値観がある中から自分で選択して一つの価値観に居場所を見つけた親と、一つの価値観から始まり、後に多くの価値観と出会い、その中に居場所を見つけた子。どちらも同じだ。自分を一番大切にする権利があり、人の心は力ずくでは変えられない。(「三 神・のようなもの」より)

文化とは余裕がある者の為にあるものではないと私は思っている。文学や芸術とは、むしろ生きる余裕が無い者達が唯一の拠り所として逃げ込み、むさぼるように触れるものだ。私が今まで感銘を受け感動した文学作品には、孤児を主人公にしたものが多い。貧困の中、養うべき家族を持ち、働きながら文学や学問に飢え、エンターテインメントに救いを求め、なけなしの金で本を買い、あるいは借り、遠くから眺め、想像し、学び、空想し、自らも何かを生み出したいと欲し、残酷な現実の中で命綱のように握りしめるものだ。(「四 ハロウィン」より)

「正義」という概念もその時代、その国、その人によって違う。世界で統一された善・悪や正義など存在しない。人と人とが営む世界に共通した善・悪を測れる基準など存在し得ない。あれば便利で簡単だろうが、それが無いからこそやっかいで、でも、面白いのが人間の世界だ、と私は思っている。(「十一 ジャニーズの犯罪」より)

自分が「傷」だと思っているものは、本当に「傷」だろうか。あるいは人に「傷」だと言っていいものだろうか。誰もがそんな迷いを持ったことがあると思う。私は自分が「傷」だと感じるのなら、それは明確に「傷」だと思う。たとえ他人に「それは傷じゃない」と言われたとしても、自分にとって「傷」ならそれは「傷」だ。自分が感じることが本当だ。「傷と思っちゃいけないんだ」などと考える必要は一切ない。傷を負った人がするべきことは、ただただその傷を癒やすことだ。その為に行動し、生きていくことだ。それしかない。(「十八 正月」より)

<もくじ>
一 神と人 / 二 信じる力 / 三 神の・ようなもの / 四 ハロウィン / 五 小さな声 / 六 笑いは戦場 / 七 この国の考え / 八 公僕と主権者の代表 / 九 未来 / 十 親切 / 十一 ジャニーズの犯罪 / 十二 かもめ / 十三 生きることの意味 / 十四 人権と法 / 十五 法と無法 / 十六 約束 / 十七 個人的な正義 / 十八 正月 / 十九 理由 / 二十 もしトラ / あとがき・迷走

『芸人人語 旧統一教会・ジャニーズ・「ピカソ芸」大ひんしゅく編』
著者:太田光
定価:1760円(本体1600円+税10%)
発売日:2024年5月20日(月曜日)


 
   

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