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稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾がINIへ伝えた人生論 メンバーへの隠し事からお金の使い方まで

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新しい地図 X(@atarashiichizu)より

 稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人による『ななにー 地下ABEMA』(ABEMA)。5月19日の放送では、ダンスボーカルグループのINIがゲスト出演し、新しい地図の3人に先輩アーティストとしてのアドバイスを求めた。

(関連:稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾、2023年は新しい地図にとってひとつの区切りに さらなる個人活動充実への期待も

 3人にはINIからたくさんの疑問・質問がぶつけられたが、そのなかで筆者が最も膝を打ったのが、INIメンバーの趣味と特技をジャッジするコーナー。池﨑理人が「似顔絵が得意で、これで(芸能界を)生き抜いていけるか」と判断してもらおうと、草彅の似顔絵を30秒で描き上げる特技を披露した。そして完成した似顔絵について、草彅本人も「特徴捉えてる」「いいね」と絶賛。出演者一同からも「おお~!」と感心のどよめきが起きた。ところが、香取だけはこの特技に対して辛口審査。ただ、その理由が「なるほど!」と思えるものだった。

 香取は「絵はめちゃくちゃいい」と評価しつつ、「30秒って、ちょっと尺取れない」とテレビのサイズ的に考えると不向きな特技だと指摘。さらに「30秒って相当だから」「コマーシャル2本分だよ」とテレビ番組で30秒という時間を使うことがいかに貴重かを説いた。そういう意味で“10秒似顔絵”でないと、この特技は使ってもらえないと話した。

 私たちからすれば“たった30秒”。しかし香取のその言葉は、アーティスト、タレントはどれだけ身を削って、いかに“テレビのなかの30秒に臨んでいるのか”がわかるものだった。それは香取だけではなく、稲垣、草彅、そして出演しているキャイ~ン、みちょぱ(池田美優)、EXITにも当てはまることだろう。“たった30秒”の重みを知るからこそ、今のポジションがあるのだ。その点で、「芸能界を生き抜けるか」という池﨑の質問に対する香取の答えは、非常に芯を食ったものになっていた。

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■“隠し事”が興味の根源になる新しい地図の関係性

 番組前半で飛び出たINIの質問「メンバー内で隠し事はないほうがいい?」に対する回答も興味深かった。

 INIメンバーの意見としては、“オープンにしたい派”と“隠し事はあったほうがいい派”のほぼ半々に分かれた。INIで特にプライベートがミステリアスなのが、リーダーの木村柾哉だそう。佐野雄大が木村に「昨日、何してた?」と聞いても、「昨日一日中、天井見ててイスに座ったら終わってた」など謎の返答が多いという。ただ木村は、プライベートなことは「言う必要ないかな」と持論を口にしていた。

 稲垣、草彅、香取は「隠し事はあっていい」とし、そのうえで稲垣は「僕らは極端だと思う。(互いのことを)知らなさすぎる」「ずっとそれはグループの時からそうだったし、お互いの連絡先とか住んでるところとか、あえて聞いちゃいけないというか。知らないほうが逆に興味が沸く」と彼らなりの利点があることを語った。この話も、3人の関係性が長続きしているヒントのように聞こえた。

 その次の質問「多忙な時のスケジュールをどう乗り切るのか」では、注目の回答やエピソードが続々。INIは収録日である4月7日の時点で、2024年の年明けに休みがあったくらいで、それ以降は働きっぱなしなのだという。3人もデビュー時は、2、3カ月は休みがない状態があったとし、稲垣は「当時は今と違って深夜まで仕事があったりとか。朝までスタッフも僕らも働いたり」と振り返り、香取は「働き方が改革される前の話」と言い表した。かつて彼らが経験したあまりの忙しさに驚かされつつ、香取は精神状態を保つために自分から休みを申し出て海外旅行に行くなどしていたことや、草彅は忙しすぎて記憶がなく、たまに風呂のなかで溺れそうになっていたことなど、ピーク時の3人がどんな状態だったのかが窺えた。

 さらに香取はINIに、3年前のデビュー時は現在のような多忙さを求めていたところがあったのではないかと逆質問。それは決して「自分たちが望んだことなのだから贅沢を言うな」という意味ではなく、あくまでお題に沿った「乗り切り方」の回答として的確なものだったように思える。つまり、多忙な現状に対する自分なりの受け止め方や、気持ちを少しでも軽くするための“自分への言い聞かせ”である。「乗り切り方」という点では初心を思い返すのも有効である、ということだ。

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