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「(MVPを)非現実なものとは思っていない」マジックのバンケロが掲げるミッション「リーグでベストな存在になること」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

「(MVPを)非現実なものとは思っていない」マジックのバンケロが掲げるミッション「リーグでベストな存在になること」<DUNKSHOOT>(C)THE DIGEST
 今季のNBAで躍進を遂げたチームのひとつにオーランド・マジックは間違いなくリストアップされるだろう。昨季イースタン・カンファレンス13位の34勝48敗(勝率41.5%)で終えたチームは、今季イースト5位の47勝35敗(勝率57.3%)の成績でレギュラーシーズンを終え、4年ぶりのプレーオフ出場を飾った。

 第4シードのクリーブランド・キャバリアーズとのファーストラウンドでは、敵地での2戦を落とすも、ホームでの第3、4戦を連勝して挽回。最終第7戦に94-106と敗れて3勝4敗で力尽きたが、今季は“成功”と言えるシーズンだった。

 マジックはジャマール・モーズリーHC(ヘッドコーチ)の下、レギュラーシーズンにディフェンシブ・レーティングでリーグ3位の110.8を残した守備力はプレーオフに入っても健在で、出場16チーム中1位の100.0を叩き出し、最後までキャブズを苦しめた。

 そのチームを牽引したのがパオロ・バンケロだ。昨季の新人王で、208㎝・113㎏の体躯を誇るフォワードは、レギュラーシーズンで平均22.6点、6.9リバウンド、5.4アシストを残してオールスター入りすると、初のプレーオフでも躍動。

 第3戦で31得点、14リバウンド、5アシストで初勝利に導くと、第5戦でも39得点、8リバウンド、4アシスト。そして最終戦では38得点、16リバウンド、3スティールを奪取。7試合で平均27.0点、8.6リバウンド、4.0アシスト、1.1スティールをマークした。
  第7戦後の会見でモーズリーHCは、「(バンケロは)スペシャルだ。彼がオールスター選手である理由がわかっただろう。そしてオールNBAチーム入りすることもね。大舞台であっても、彼が遠慮することはなく、手を抜くこともない」と、21歳の若きスターを絶賛していた。

 今夏にチームはマーケル・フルツ、ギャリー・ハリス、ゴガ・ビタッゼが完全FA(フリーエージェント)になるほか、ジョー・イングルズ、モリッツ・ヴァグナーの来季契約がチームオプションということもあり、FAマーケットではシュート力を補完すべく、3ポイントシューターを加えたいところ。

 5月16日(日本時間17日、日付は以下同)に米メディア『The Washington Post』へ公開された記事のなかで、バンケロも「シューティング。それが僕らにとって向上すべき大きな部分だ」と話していた。

 バンケロが語ったように、マジックはレギュラーシーズンでリーグ24位の3ポイント成功率35.2%、さらにキャブズとのシリーズでは30.9%と不発。シェイレン・サッグスのシュートの調子が勝敗を大きく左右するなど、アウトサイドショットに大きな課題を残した。
  とはいえ、現時点でバンケロ、フランツ・ヴァグナーにウェンデル・カーターJr.、ジョナサン・アイザックというビッグマン、バックコートにもサッグスにコール・アンソニー、アンソニー・ブラックといった魅力的な選手たちがいるだけに、今夏のFA市場でも注目を浴びることだろう。

 また、今季のオールNBAチーム入り(22日に発表)も期待されるバンケロは、自身の目標にMVP獲得を挙げていた。
 「MVPは誰でも獲得を夢見るアウォードなんだ。自分がそこへたどり着くことなどできない、非現実的なものとは思っていない。僕は(MVPを)競い合える選手になろうと努力している。まだそこにはいないけどね。けど僕のビジョンはコートの両エンドで弱点をなくし、すべてをこなせる選手になること。リーグでベストな存在になることが僕のミッションだ」

 未来の“MVP候補”バンケロは、来季以降にプレーオフで勝ち上がるため、そして自身が目指す理想像へ近づくべく、オフもハードな練習を続けていくだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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