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松井愛莉27歳、「演技はしない!」と言っていたデビュー当初の心境と“変わった”きっかけ

日刊SPA!

 今年、デビュー15周年を迎えた松井愛莉さん(27歳)。
 2013年に務めた6代目ゼクシィCMガールとしての愛らしい印象がいまだに残るが、モデル業のみならず俳優としても順調にキャリアを重ねてきた。現在も、トラウマから極度の男性恐怖症を抱える女子大生・詩杏を演じる4月クールドラマ『シークレット同盟』(読売テレビ系)が放送中。

 毎話、ジェットコースターのように展開する物語の中心で、主演女優としてドラマをけん引する松井さんですが、デビュー当初は「演技はしない!」と断言していたとか。キャリアを重ねるなかで芽生えた心構えなどを聞きました。

◆演技レッスンを受けて、やっぱり嫌だと

――デビューから15周年ですが、現在、お芝居の仕事も引っ張りだこです。デビュー当初、想像していましたか?

松井愛莉(以下、松井):誰も思っていなかったです。昔から知っている人、関わっていた人の皆さんに「私は演技はしない!」と言っていたので。事務所に入った時に、演技のレッスンに一度だけ行ってみると、すごく苦手意識が出てしまって(苦笑)。もともと人前に出るのが得意ではなかったこともあり「どうして人前でそんなにしゃべれるの?」と思っていました。

――モデル業はやっていたわけですけど、写真は楽しかったのでしょうか。

松井:写真は大丈夫でした。服も好きだし、何も分からずにお仕事をはじめて、徐々に楽しくなっていきました。でも演技はどうしてもやりたくなくて、昔の私を知っている人は、今の活動に驚いていると思います。

◆みんなで作る楽しさを知って変わった

――何がきっかけで演技にもハマっていったのでしょうか。

松井:現場で揉まれて、分からないながらに必死でやっていくといろんなことが分かってきて、皆さんとコミュニケーションを取りながら仕事ができるようになってきました。ここ5年くらいは台本について話したり、みんなで一つの作品を作っていくのが楽しくなって、演技熱も上がってきたと思います。

――「みんなで作る楽しさ」を感じたことが大きかったんですね。

松井:はい。チームで作っていくことを感じられるようになって、自分のなかでの向き合い方がかなり変わりました。そしてスタッフさんにしても先輩にしても、これまで出会ってきたたくさんの方々に恵まれているなと思います。

◆この先は「まだ全然想像がつかない」

――20代後半に入りましたが、さらに15年後、30周年を迎えた自分に声をかけるなら?

松井:そうすると、何歳? 42歳? 仕事は縁なので、その時、その時で進んでいきたいと思います。正直、全然想像がつかないです。35歳くらいだったらまだ考えられるかなと思いますが。

――まずは30代ですか。

松井:「女性は30歳になってから楽しいよ」といろんな方に言われるんです。でもまだ30歳になりたくないんですよね(笑)。

――そうなんですか?

松井:昔は「本当に楽しいのか確かめたい」と思っていましたが、いまはまだ20代がいいなという気持ちです(笑)。25歳くらいまでは他人に甘えられる年齢だと思っていたのですが、27歳くらいになってくると甘えられなくなってきて、「もっとちゃんとしなきゃ!」と思っているところです。甘えられなくなる前に、もうちょっと若いままでいたいなって(笑)。

◆高校生役も、この仕事だからこそ

――主演ドラマ『シークレット同盟』の第7話では、高校生時代の描写もありました。いまも高校時代をやれるのは嬉しいですか?

松井:大丈夫かなと不安な気持ちになるときはありますが、この仕事だからこそですよね。

――確かに。いつでも学生時代に戻れますね。

松井:ただ撮影中に、動きが27歳だと言われてしまって(笑)。必死に気持ちを高校生に戻して挑みました(笑)。

――ストーカー(長野凌大)が登場したり、訳アリのプレイボーイ(長妻怜央)と秘密の同盟を結んだり。濃いキャラクターと毎話、ジェットコースターな展開が進むドラマですね。

松井:かなりハードな物語で、台本を読むだけで魂が持っていかれる感じでした。正直、「大丈夫かな。もぬけの殻にならないかな」と心配にもなりました。

◆主演ドラマの感想が気になる

――松井さんの演じる男性恐怖症を抱える詩杏だけではなく、ストーカーやプレイボーイと称した登場人物たちにも背負っているものがあって、物語が進むにつれて、それぞれに感情移入してしまいます。

松井:そうなんです。そこが難しい物語です。ちょっとの歯車の違いで切なくなっていく物語なので……。

 本当にいろいろありすぎて、詩杏はいろんな人から標的になったり、裏切られたり、コテンパンにやられていくので、見ている方がどう思うのが気になります。詩杏が悪いと思う人もいると思うし、可哀そうだという人もいると思います。そして、律樹(律子)の気持ちも分かるという人もいるでしょうし。みなさんがどの目線で見るのか、すごく気になります。

◆今はチームで作る「お芝居」を好きと言える

――作品はかなりヘビーですが、本作の作品作りの現場もチームとして楽しかったですか?

松井:ずっとおふざけしている、すごく楽しい現場でした。集中するときは集中して、騒ぐときは騒いでいます。この役を演じていると心が沈んできてしまうので、明るい現場で救われました。昔は自分のことで一杯いっぱいで、萎縮していましたが、素を出してオープンマインドでいたほうが自分もラクで、皆さんにも気を使わせないので、現場でのあり方は本当に変わりました。

――では今はお芝居を好きな仕事だと思えている?

松井:お芝居というか、やっぱりチームとして作品を作っていくというのが楽しいですね。ひとつのものに向かってみんなで「ああでもない、こうでもない」と一生懸命に意見を出し合いながら作っていくのが好きでやめられないです。

<取材・文・撮影/望月ふみ>



【望月ふみ】
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異 Twitter:@mochi_fumi
 
   

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