【新日本】ヒロムが攻略本封印を宣言、初出場ダイヤ「夢を見せに来た」 スーパージュニアBブロック会見

　『レック Presents BEST OF THE SUPER Jr.31』前日会見が10日、都内で行われ、出場選手全20選手が出席し、リーグ戦へ向けた意気込みを語った。

　第31回を数える今年のジュニアの祭典は20選手が出場しての2ブロック制リーグ戦。明日5・11千葉大会で開幕し、6・3後楽園大会で「Aブロック1位vsBブロック2位」、「Bブロック1位vsAブロック2位」の準決勝2試合が行われ、勝者が6・9大阪城大会で優勝決定戦を争う。

　Bブロックはヒロムが3連覇を成し遂げた2022年以来2年ぶり5度目の優勝を狙う。スーパージュニアでは攻略本が恒例となってきたが、「ヒロムを信じろ」と書いた自身の写真を手に登場したヒロムは「攻略本を作ってません。攻略本、作るのやめました」と宣言。「攻略本を作ったせいで4度の優勝、そして3連覇までしてしまった。俺は単純にあの攻略本の効力、威力というのをすごく感じてしまって怖くなってしまったんですよ」というのが理由だ。今年に入って意外にもシングル未勝利で「絶不調」を実感しているヒロムは「高橋ヒロムを一度、信じてみよう、自分の実力を信じてみようと思って、今回5度目の優勝を狙いたい」と誓った。

　Bブロック注目の存在はDRAGONGATEから緊急出場となったダイヤ。交通事故による負傷で欠場となった田口隆祐の代打としてスーパージュニア初出場のチャンスを得た。新日本参戦も初めてで、新日ジュニア勢とは初遭遇となるが、「俺はDRAGONGATEで年間170、180試合近くフルで出させてもらってて。沖縄から北海道まで自分たちでリング設営して、リング片付けて。トラベリングバスに乗って、また日本全国回って、時にはバスの中で20時間以上過ごしたり、そんな日もあるような生活を送ってます」と誇りを口にしたダイヤは「俺の方がプロレスをしてる時間が長いし、俺の方がプロレスのことを考えてる時間が長いし、俺の方がプロレスが好きだし、俺の方がプロレスで夢見たいって毎日毎日思ってます」と断言。「今回のBEST OF THE SUPER Jr.、ドラゴン・ダイヤが夢を見に来ました。いや、夢を見せに来ました」と宣言し、「DRAGONGATEにYAMATO選手という先輩がいるんですけど、ヒロム選手に負けてから弟みたいなことを言いだして、ちょっと情けないんで、僕がヒロム選手から勝ちたいと思います」と5・16高崎大会で実現するヒロムとの公式戦へ向けて予告した。

　同じく初出場となるのがNOAHから飛来するニンジャ・マック。人間離れした空中殺法で存在感を放つことが予想される。新日本初参戦に際し、「感謝の印と幸運を祈る思いを込めて」プレゼントをBブロック出場選手に配布。「ファンの皆さんにメッセージというギフトを差し上げたい」とし、「BEST OF THE SUPER Jr.で新しいチャンピオンになるために、そして皆様からの応援をこれからも賜り続けるためにニンジャ・マック、ここで勝っていきます」と誓った。