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「NBAで一番お気に入り」御大バークレーがエドワーズに賛辞も、“神様”との比較は静観「ジョーダンは平均38点をあげていた」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

「NBAで一番お気に入り」御大バークレーがエドワーズに賛辞も、“神様”との比較は静観「ジョーダンは平均38点をあげていた」<DUNKSHOOT>(C)THE DIGEST
 現代NBAを代表するライジングスターの1人で、今プレーオフでその評価を急速に高めているミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズ。目覚ましい活躍ぶりに“神様”マイケル・ジョーダンと比較する声も増えているが、殿堂入り選手のチャールズ・バークレーは、同列で語るのは時期尚早だとの見解を示している。

 2020年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたエドワーズは、ルーキーイヤーから主力の一角を担い、2年目のシーズンに平均20点をクリア。平均24.6点をあげた昨季に初のオールスター出場を果たすと、今季もリーグ12位の25.9点を叩き出してチームの56勝(第3シード)に大きく貢献し、一目置かれる存在となった。

 ウルブズは今プレーオフでフェニックス・サンズにスウィープ勝ち(4連勝)を収め、2004年以来の1回戦突破。エドワーズは第4戦で40得点をあげると、続くデンバー・ナゲッツとのカンファレンス準決勝第1戦でもフランチャイズのプレーオフ記録となる43得点をあげて勝利に導いた。22歳以下でプレーオフにおいて2試合連続40得点以上を記録したのは、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)に続く史上2人目の快挙だ。
  そんな若武者を、バスケ界の“神様”と比較する声も少なくない。ウルブズの同僚であるマイク・コンリーは『TNT』のインタビューで「若い頃のマイケル・ジョーダン」と称し、「アンソニー・エドワーズほど自分のことを信じている男に会ったことも、チームメイトになったこともない。彼は地球上で(自分が)最高の選手だと思っているんだ」と、後輩のメンタリティを高く評価した。

 もっとも、エドワーズ本人はジョーダンとの比較に関して乗り気なわけではなく、「彼は史上最高だ。僕と彼を比較することはできない。本当に気にしていない」と語っている。

 ジョーダンは得点王に輝くこと史上最多の10回、キャリア平均得点(30.1点)とプレーオフ平均得点(33.4点)で歴代1位に君臨。リーグ優勝6回、ファイナルMVP6回、シーズンMVP5回、最優秀守備選手賞1回など、功績を挙げたら枚挙に暇がない。まだキャリア4年目のエドワーズが比較するに及ばないと言うのも無理はない。

 そんななか、現役時代にジョーダンと激しく火花を散らしたバークレーは『FOX Sports Radio』のポッドキャスト番組『Dan Patrick Show』で、エドワーズがジョーダンと同列に語られるまであと5~10年はかかるとの見解を示した。「ジョーダンは平均38点(3年目の1986-87シーズンに37.1点)をあげていたことを人々は忘れている。対戦相手を完全に打ちのめすことができた。そしてアンソニー(エドワーズ)は“バッドボーイズ”ピストンズに3~4年連続で打ち負かされる必要もないんだ」

 一方でバークレーは、エドワーズの“キラー・インスティンクト” (負けん気・闘争心)は、ジョーダンやコビーのようなレジェンドに通ずるものがあると話す。
 「彼のメンタリティが好きだし、今年見た中でベストプレーヤーの1人だろう。彼は『目の前の相手全員の息の根を止めたい』と言った。俺のNBAキャリアの中でそんなことを言う選手はマイケルとコビーの2人しか見たことがない。彼らは他人のことは気にせず、友人やライバルも欲しなかった。ただ目の前の相手を蹴散らしたかったんだ。

 俺はアンソニー・エドワーズが好きだ。今、NBAで一番お気に入りの選手と言っていい。多くの選手はハグしたり、キスしたり、仲良しこよしの傾向があるけど、彼は違うからね。プレーを見るのが楽しいよ」

 エドワーズが今季のMVPに輝いたニコラ・ヨキッチ擁するナゲッツを破り、チームをカンファレンス決勝に導くことになれば、その評価はさらに上がりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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