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山田涼介×学園ドラマの組み合わせは間違いない! 初の教師役も“ぴったり”な役柄に?

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Hey! Say! JUMP

 幅広い世代に愛される国民的スター・山田涼介が、記念すべき31回目の誕生日を迎えた5月9日、7月期のフジテレビ系金9ドラマ『ビリオン×スクール(仮)』で主演を務めることが発表された。

参考:山田涼介、10年ぶり学園ドラマで初の教師役に 7月期フジ金9『ビリオン×スクール』放送決定

 本作は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公・加賀美零が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描くオリジナルストーリーの学園コメディーだ。

 これまでも数多くの学園ドラマに出演してきた山田。『探偵学園Q』(日本テレビ系)で頭脳明晰でスポーツ万能なリュウを好演する山田を、初めて見たときの衝撃は今でも覚えている。長い髪がかかる伏し目がちな瞳に、憂いを帯びた表情、どこか謎めいた佇まい……。その漫画から飛び出てきたような美少年っぷりに心を奪われる一方、ドラマ初出演ながら神木隆之介、志田未来ら同世代の実力派俳優たちと息の合った掛け合いを見せる演技力の高さに驚かされた。

 同じくHey! Say! JUMPのメンバーである中島裕翔、知念侑李、有岡大貴とともに主演を務めた『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』(日本テレビ系)も忘れがたい。同作では崩壊寸前の荒れた中学校を変えるためにやってきた謎のスーパー転校生役を演じ、圧倒的なカリスマ性で物語を牽引。『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)では、堂本剛、松本潤、亀梨和也が演じてきた金田一一役を引き継ぎ、彼の普段見せるお調子者な顔と、数々の難事件に挑む時の真剣な表情を見事に演じ分けた。『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)はゲスト出演だったが、地獄の底からやってきた絶鬼を演じる山田が「美しすぎる」と話題に。どれも記憶に残る作品であり、山田涼介×学園ドラマの組み合わせは間違いないと言える。

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 山田が学園ドラマに出演するのは10年ぶり。それだけでも思わずテンションが上がるが、これまでは生徒役だった山田が長いキャリアで初の教師役を演じるとはなんとも感慨深い。テレビドラマで描かれてきた教師といえば、『3年B組金八先生』(TBS系)の坂本金八(武田鉄矢)、『GTO』(カンテレ・フジテレビ系)の鬼塚英吉(反町隆史)、『ごくせん』(日本テレビ系)の“ヤンクミ”こと山口久美子(仲間由紀恵)などが浮かぶが、山田が演じる加賀美はどんな教師なのだろうか。

 加賀美は日本を代表する財閥系グループを継いだCEOで、億万長者。その正体を隠して、「やる気ゼロ、才能ゼロ、将来性ゼロ」の生徒が集められた私立絵都学園3年0組に赴任し、会社の経営とは違う教師の仕事に戸惑いながらも、庶民である生徒たちの悩みに向き合っていく役どころだ。『暗殺教室』や『鋼の錬金術師』シリーズをはじめ、人気漫画の実写化作品におけるキャラクターの再現度が原作ファンからも好評を得るなど、まさに不可能を可能にしてきた山田にぴったりの役と言えるだろう。

 また、山田には傍目からは完璧に見えるが、本人にしかわからない苦悩を抱えている役が似合う。2023年に放送された『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)で演じた新田東郷がまさにそうで、誰もが羨む生粋の御曹司でありながら、父の愛人の子として育ったがゆえの孤独を感じていた。

 山田は天性のスター性で完全無欠なキャラを現実のものとして成立させる一方で、彼らの心の奥深くにある痛みや葛藤を繊細な演技で映し出す。コメディセンスも抜群で、山田のおかしみのある演技からその人物の人間味のある部分がふっと見える瞬間もあるため、目が離せない。

 今回、演じる加賀美も最初は常識外れで生徒や同僚たちの反発にあいながらも、最終的には愛される教師となるのではないだろうか。また、加賀美が正体を隠して学校の教師となったのには“ある目的”があるとのこと。山田演じる秘密を隠し持ったクセ強教師が、AIに取って代わられるとも言われる教育現場にどんな風穴を開けるのだろうか。
(文=苫とり子)

 
   

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