『AEWダイナマイト』が現地時間1日、カナダ・マニトバ州ウィニペグで行われ、柴田勝頼が王者クリス・ジェリコの地元でFTW王座に挑戦。ハードコア色の濃い激闘を繰り広げたものの不本意な敗北を喫し、AEW入団後初のベルト獲りを逸した。
柴田は4・24ダイナマイトでFTW王者・ジェリコへの挑戦を表明し、この日、王者の地元・ウィニペグでのタイトルマッチが実現。昨年12月にAEWと契約後、初のベルト戴冠のチャンスを迎えた。
リングサイドにはかつてNHLニューヨーク・レンジャーズに在籍したアイスホッケー選手だったジェリコの父テッド・アーヴァイン氏の姿が。ジェリコへの声援が集中する中、柴田は序盤からライオンサルトを食らって動きが止まってしまう。すかさずジェリコはリング下から持ち出した鉄製ゴミ箱のフタで殴打。リング上にアイスホッケーのパックをばらまいたが、柴田は武者返し、高速ブレーンバスターでその上に叩きつけた。
ハードコア戦の様相を呈した中、両者はともに尊敬する天龍源一郎を意識したかのような逆水平合戦で火花を散らす。激しい打ち合いが続いた中、ジェリコがウォールズ・オブ・ジェリコで捕らえれば、切り抜けた柴田は足4の字固めで捕獲。最初に迎えた柴田の勝機だったが、ジェリコはパックを顔面に投げつけて逃れた。
すかさずジェリコが柴田に鉄製ゴミ箱をかぶせて竹刀でめった打ち。その状態のまま立ち上がった柴田はヘッドバットの要領でゴミ箱を何度も打ちつけ、リング中央に座って竹刀による殴り合いを展開。バックドロップでパックの上に叩き落とし、テーブルをコーナーに立てかけて串刺し攻撃を狙った。
これはジェリコがコードブレイカーで迎撃。それでも柴田はスリーパーで捕らえたものの、ビッグ・ビルが乱入し、フロントハイキックで柴田を襲撃。チョークスラムでテーブル上に叩きつけられた柴田はそのまま3カウントを聞いた。
ハードコアな激闘を繰り広げた柴田だったが、不本意な形で敗戦。AEW所属としての初ベルト戴冠はならなかった。
【AEW】柴田がFTW王者ジェリコに挑戦 王者地元でハードコアな激闘もAEW入団後初ベルトならず
2024年5月2日
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プロレス/格闘技DX 