top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

アルカラス、ルブレフに敗れマドリード3連覇ならず。ケガを抱えての8強には「今週の結果はポジティブ」と納得<SMASH>

THE DIGEST

アルカラス、ルブレフに敗れマドリード3連覇ならず。ケガを抱えての8強には「今週の結果はポジティブ」と納得<SMASH>(C)THE DIGEST
 現在開催中の男子テニスツアー「ムチュア・マドリード・オープン」(4月24日~5月5日/スペイン・マドリード/クレーコート/ATP1000)は現地1日にシングルス準々決勝が行なわれ、ディフェンディングチャンピオンで第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク3位)が登場。第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア/同8位)に6-4、3-6、2-6の逆転で敗れ、大会3連覇を逃すこととなった。

 昨年の決勝の再現となったヤン‐レナード・ストルフ(ドイツ/24位)との4回戦を約3時間の激闘の末に突破していたアルカラスは、ルブレフとの準々決勝でもブレークを先取して幸先よく第1セットを獲得。しかし第2セットに入ると先にサービスダウンを許す苦しい展開となる。

 反対に自身は再三のブレークチャンスを生かし切れずセットオールに持ち込まれると、ファイナルセットでは2度のブレークを献上。1時間59分で準々決勝敗退となった。

 試合後の会見でアルカラスは「彼のプレーは本当に良かったし、全然僕にチャンスをくれなかった」と素直に勝者のルブレフを称賛。一方で自身のパフォーマンスについてはストルフとのタフマッチが大きく影響したとし、悔しさをにじませながらこう続けた。
 「今日は身体中と前腕に痛みを感じて目が覚めた。風邪も引いているが、第一には精神的にいつもよりずっと弱っていて、チャンスを生かせないことにとても不満を感じた」

 続けてアルカラスは懸念されている右腕の状態について言及。「開幕前は試合に出場できるかどうかわからず、ほぼ1週間まともにフォアハンドも打っていなかった」そうで、今大会は常に「フォアを打つたびに何か違和感が生じるのではないか」と不安を抱きながらプレーしていたという。

 ベスト8まで勝ち残れたこと自体が予想外だったようで、「高い強度で4試合をこなせたから、今週の結果については非常にポジティブに捉えている」と語った。

 その上で試合を重ねるごとに「ドライブも普通に打てるようになっていった」と明かしたアルカラス。現時点でエントリーしている「イタリア国際」(5月8日~19日/イタリア・ローマ/クレーコート/ATP1000)の出場については「大丈夫だと思う」と話し、「右腕の違和感を解消してローマでプレーするなら、ここ数日頑張っていかないといけない」と意欲を示した。

文●中村光佑

【動画】アルカラスがルブレフに逆転負けを喫したマドリードOP準々決勝のハイライト

【連続写真】タメを作ってダウンザラインに叩いたアルカラスのフォアハンド「30コマの超連続写真」

【PHOTO】身体の使い方が超人的なルブレフのサービス連続写真!
 
 
   

ランキング(スポーツ)

ジャンル