練習場の距離を示した看板やカゴを狙って打つだけの練習をしていませんか？そうした練習だけではスコアアップに直結するとは言いがたいと思います。スコアアップにつなげるには、本番を想定することがとても大切です。例えば「ピンの手前はスライスライン」とイメージしてみましょう。すると、入れるためには目標より右に打ち出すとノーチャンスとなります。目標より左に打ち出し、なおかつスライスラインをどう転がすかまで考えます。
そのように「状況の想定」をし、どちらを狙うのかを決めたうえで、パレットをどう組み合わせるのが自分にとってやりやすいのか、上手くいくのか。それを確かめておくことがスコアアップにつながります。
本番の状況を想定することがスコアアップにつながる！
【CHECK！】練習場のマット以外からも打ってみよう
練習場ではマットの上のボールを打つだけでなく、いろいろと試すといいと思います。ティーアップして打ったり、マットの薄くなっているところや、マットの端にボールを置いたり、可能ならばマットではないところにボールを置いて打つのもいいと思います。さまざまなライの練習をしておくことが大切です。
出典：『スピンを操る The Approach Palette』著/伊澤秀憲
【著者情報】
●伊澤秀憲
二度の賞金王、伊澤利光を叔父にもち、インストラクターの祖父・利夫さんより2歳から英才教育を受けてきた。同年代の石川遼プロとは親交が深く、技術的なアドバイスを送るなど、その卓越した指導法でも注目を集める。特に”アプローチの神”とされるショートゲームについては多くのツアープロから支持を集めている。アンダーパー所属。
