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「私の夫と結婚して」で大ブレイクのナ・イヌ、来日直撃インタビュー!好きな日本ドラマは「ごくせん」

シネマトゥデイ

大ブレイクしたナ・イヌ

 Prime Videoで独占配信中現在配信中のAmazon Original韓国ドラマ「私の夫と結婚して」(5月3日より日本語吹替版配信予定)で人気沸騰中のナ・イヌがファンミーティングのため来日。同作のヒットを記念してアマゾンジャパンにも足を運んだ彼が、本作の魅力や俳優としての自分自身のことなどを語った。

 本作は、末期がんで夫と親友に裏切られた挙げ句、2人に殺された主人公カン・ジウォンが目覚めると10年前にタイムスリップ。不運な結婚と死を回避して、2度目の人生をやり直そうとするという転生もの。ナ・イヌは、ジウォンの2度目の人生を助ける財閥の御曹司で、上司のユ・ジヒョク部長を好演。「おかげで僕のことを知ってくれた方も増えましたし、ファンの方の関心も以前より増して、感謝のひと言につきます」と語る。実際、Instagramもフォロワー数は214万(5月2日現在)と大幅にアップした。

 取材当日は、ドラマでファンを魅了した“部長のスーツ姿”で登場。188cmの高身長でモデルのようなスタイルの良さが一段と引き立つが、「実はドラマの序盤では監督からの注文で、少し大きめのサイズのスーツをダボッとした感じに着て、ヘアスタイルや眼鏡で少しダサく見せていたんです。話が進むに連れて、ジヒョクを変身させていきました」と劇中の演出を明かす。

 ドラマではクールに装いながら、ジウォンを数々のトラブルから守り、彼女の2度目の人生を幸せなものにしようと力を尽くすジヒョクを演じていたが、自身との共通点を聞かれると、「素顔の僕はあんなに素敵じゃないです」とバッサリ。「バラエティー番組などでは、明るくて、いつもニコニコ楽しそうにしている様子が全面に出ているかと思いますが、普段はもっと地味なんですよ」と控えめに語る。だが、取材中もお茶目な表情やしぐさを見せ、和やかなムードを作るなど魅力的な一面を覗かせていた。

「私の夫と結婚して」より – (C)Studio Dragon by CJ ENM

 共演は、「キム秘書はいったい、なぜ?」や「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」などでヒットを放つ“ロマコメの女王”ことパク・ミニョン。「初日には、ミニョンさんは年上なので、『ドゥナ(=お姉さん)、こんにちは!』という感じでご挨拶したんですが、クールな対応でちょっと怖かったのを覚えています」と印象を語る。後に人見知りな方だとわかり、「初日以降はよく面倒を見てくれましたし、感情を出すシーンもたくさん話し合い、一緒にアイデアを出すなど撮影は本当に楽しかったです」と振り返った。

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 本作は世界240以上の国や地域で配信され、Prime Videoでは韓国コンテンツとしては初めて、アメリカやヨーロッパなど112か国でトップ10入り (ドラマ制作会社調べ)するなど爆発的なヒットに。その人気の理由を聞かれると、「韓国風には“サイダー”と言って、痛快さ、爽快さのあるドラマなんです。どんな人だって、過去を思い出すと後悔がある。ジウォンは前の人生の失敗を踏まえて、2回目の人生をどう生きたらいいのかをしっかりと見せてくれて痛快な気持ちにさせてくれました。彼女は自分を裏切った夫や親友に復しゅうをしていきますが、それでも彼女は真の人生とは何かを見つけるための努力をしていたので、視聴者のみなさんも共感して下さったのではないでしょうか。そして自分の人生の大切さも感じて、よりドラマに没入できたのではないかと思います」と持論を明かした。

アマゾンジャパンにて、社員のみなさんと記念撮影

 現在29歳のナ・イヌ。もしも本作のように人生をやり直すことができたら? と尋ねてみると、「以前は中学生の頃に戻りたい! と答えていました。というのも、その頃が一番純粋で物事を複雑に考えず、心配事もほとんどなかったからです。でも、今は、全ての経験があったからこそ、ここまで成長したと思っているので、どの時点に戻りたいというよりも、少し若く戻れたらと思いますね」と笑顔を見せた。

 2013年にデビューし、ファンタジー時代劇「哲仁王后(チョルインワンフ) ~俺がクイーン!?~」での悪役で印象を残し、「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」では主演俳優の降板で務めた代役が絶賛、そして本作で一躍大ブレイク! と、まさに波に乗っているナ・イヌ。日本のドラマでは「ごくせん」が大好きだったとそうで、「出演していた速水もこみちさんがとても好きでした。実は今よりももっと痩せていて、若かった頃、韓国で速水もこみちさんに似てるって、よく言われたんです(笑)」と明かし、「もしチャンスに恵まれ、日本の作品に出演できるような機会や僕を受け入れて下さるのであれば、頑張る準備はできています!」と力強く宣言した。(取材・文:前田かおり)

 
   

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