top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

【速報】エイドリアン・ニューウェイのレッドブル離脱が正式発表! 天才デザイナーの今後の去就に注目集まる

motorsport.com 日本版

【速報】エイドリアン・ニューウェイのレッドブル離脱が正式発表! 天才デザイナーの今後の去就に注目集まる(C)motorsport.com 日本版
 稀代のF1マシンデザイナーとも言えるエイドリアン・ニューウェイが、即座にレッドブルのF1マシン開発業務から離れ、ハイパーカーRB17の開発を終えた後、2025年第一四半期をもってレッドブル・テクノロジー・グループを離れることが正式に発表された。

 ニューウェイは2006年にレッドブルに加入し、チーフ・テクニカルオフィサーを務めてきた。

 当初レッドブルは中団グループの一角に過ぎなかったが、2009年に初優勝を果たすと一気にトップチームの仲間入りを果たし、2010年にはセバスチャン・ベッテルのドライブもあって初のワールドチャンピオンを獲得。その後2013年まで、 4年連続でダブルタイトル獲得を決めた。これには、ニューウェイの手腕が存分に生きていると言えよう。

 2014年からは、新レギュレーション導入と同時にメルセデスが圧倒的な強さを手にすることとなったが、2021年にはマックス・フェルスタッペンの手によってドライバーズタイトルを奪還。2022年と2023年は圧倒的な強さでダブルタイトルを獲得し、2024年シーズンもここまで驚異的な強さを維持している。

 しかし5月1日にレッドブルがプレスリリースを発表。その中でニューウェイは、F1での業務を即座に離れ、今後はレッドブルのハイパーカーであるRB17の開発に専念するという。そしてこのRB17の開発を終えた後、2025年の第一四半期をもって、レッドブルを離れることになった。

「今はそのバトンを他の人に渡し、自分自身も新たな挑戦をする良い機会だと感じている。 それまでの間、RB17 の開発は最終段階に入っているので、チームでの残りの時間はそこに集中するつもりだ」

 ニューウェイはプレスリリースに、そうコメントを寄せている。

 ニューウェイはこれまで、ウイリアムズFW14Bを皮切りにマクラーレン、レッドブルの3チーム合計で14台のチャンピオンマシン(ドライバーズタイトル13回、コンストラクターズタイトル12回)を輩出。F1の歴史上、最も成功したデザイナーだと言っても、過言ではないだろう。

 それだけに、ニューウェイの今後の去就については、大きな注目が集まっている。移籍先の候補として名が上がっているのは、2026年からホンダ製パワーユニットを使うことが決まっているアストンマーティン、復活を期すメルセデスやフェラーリ、かつての所属チームであるマクラーレンなどである。2026年からF1に初めて参戦するアウディ(現キック・ザウバー)も、獲得に名乗りを上げたのではないかという噂もある。

 ただ移籍するのではなく、今回のことを機にキッパリとF1デザインの業務から引退するのではないかという噂もある。
 
   

ランキング(スポーツ)

ジャンル