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ギャビー 親の離婚そして貧困…壮絶半生明かす「残りの給食をもらって帰ったことも」私がポジティブになれた理由

テレ東プラス

アメリカで育った日本人の父と、アメリカ人の母との間に生まれ、4歳で福岡県に移住。
幼少期から、言葉の壁によるいじめ、両親の離婚、食事すら十分に摂れないほどの生活苦を経験し、憧れのモデルになるために16歳で単身上京したギャビー。
さまざまな試練を乗り越え、2018年からはファッション誌「JJ」の専属モデルに抜擢。2023年に配信されたNetflixリアリティシリーズ「オオカミちゃんには騙されない」に出演したことも大きな話題になった。

今回の「テレ東プラス人生劇場」は、4月に1st写真集「FAITH」(講談社)を発売したギャビーにインタビュー。
壮絶な経験をしている彼女だが、素顔はスーパーポジティブで明るく、キュートな笑顔で瞬時に人々を魅了する…。彼女のパワーはどこから来るのか、その源泉を探った。

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逆境があって今の私がいるということを感じてもらいたい


――写真集のインタビューでも詳しく綴られていますが、ギャビーさんは幼少期からさまざまな経験をしています。

「日本語があまり話せなかったので、同級生と上手くいかないこともありましたし、両親がいなくて施設で生活した時期もありました。ご飯が食べられない時は、校長先生が残しておいてくれた給食をもらって帰ったことも…。
苦しいこともありましたが、地域の皆さんがものすごくポジティブに温かく迎えてくれましたし、たくさん助けてくれたので、どうにか乗り越えることができました」

――人は過酷な環境下に置かれると、なかなか自己肯定感やポジティブさが育ちにくいものなのかな…と想像しますが、ギャビーさんとこうしてお話ししていると、そんな経験を感じさせないくらいの明るさ、ポジティブさを感じます。

「自分の性格をあまりよく分かってなくて…(笑)。今、こうしてポジティブでいられるのは、自分の性格というより、腫れ物に触るような態度で接する大人が周りにいなかったことが大きかったのかも。無視されることもなく、みんながグイグイ踏み込んでくれたので、“私のことに興味を持ってくれてるんだな”と思えて、心を開くことができました。こういう性格になったのも、周りの方のおかげかもしれない…すごく温かかったんです、地元が。

今回の写真集でも、逆境があって今の私がいるということを感じてもらいたいですし、現実に絶望している人たちに向けて、自分のポジティブな姿を通して表現していくしかないと思っています。いつかみんなに、自分のパワーで何かを返せるように…そんな思いが糧になっているのかもしれません」

――自身のミドルネームでもあり、写真集のタイトルにもなった「FAITH(信頼・信念)」。ギャビーさんはどうしてここまで自分を信じることができたのでしょう。

「一緒に暮らした時間は短かったんですけど、今は両親と祖母を世界で一番愛しています。
つらいことはたくさんありましたが、小さい頃から心の奥底に人や自分を信じる気持ちがありました。人のこと受け入れなかったり、引いちゃったりとかは一切なくて…たぶん私、信じやすいんです。ネガティブなところには一切目がいかなくて、ポジティブに前へ前へと進むタイプ。人を信じる・自分を信じることを大切にしてきました。

そもそもこれも、お父さんが教えてくれた言葉で、“自分以外は信じるな、人のせいにするな、全部自分で決めろ”と。そうすることで、自然と人を恨まなくなるんですよね。人任せにする、人に期待しすぎると、何かトラブルが起きた時、きっと誰かのせいにしちゃうのかなって。全部自分の責任でやれば、失敗したとしても“しょうがないからまた次に!”と乗り越えられるような気がします。だからスーパーポジティブになれたのかも(笑)」

――両親を心から愛している…。そんなギャビーさんの言葉にも、寛容さが表れています。

「もし人に傷つけられたとしても、“あーこの人は、まだ人生一週目なんだろうな”と思うようにしています。私はもう五週くらいしちゃってるから…(笑)。人を傷つけたくないし、足を引っ張りたくない。
でも世の中って、“自分が正しい”と思い込んでる人が多いんですよね。おそらく過去のことを忘れていたりするんですよ。人って自分に都合良く、話や過去を変えちゃうこともあるから。自分にとってはたった一人の存在だし、私に対しての愛も感じる。家族がいるだけで幸せだから、これからも仲良くしていきたいと思います。

あと周りにいる人たちに対しても、“アドバイスしてくれる人ってものすごくありがたい”と思うし、孤独な経験があったからこそ、“人を受け入れよう”と思える。なかなか自分のミスを認められない人もいるけど、せめて自分は“ごめんなさいやありがとうを素直に言おう”とか…そういう風に学んじゃうんですよね」

――反面教師にすると。

「そうですね。例えば職場で意地悪をされたとしても、私は毎回笑顔で挨拶するし、自分から歩み寄る。こちらが歩み寄れば寄るほど、心を開いてくれる頑固なたち人たちをたくさん見てきたので(笑)。そうすることで、一つでも信頼が増したらうれしいです。
あと、自分が傷つくのは全然いいんですけど、逆に相手を傷つけてしまう、ギャビーに傷つけられたと思われる方が嫌なのかもしれません。自分も苦しいし相手も苦しい…お互い苦しいんだったら仲良くして一緒に乗り越えよう! みたいな。“自分だけが不幸なんだ…”と悲観するのだけはやめようと心がけています」



所属事務所が解散し、保育園で働いたことも


――16歳の時、モデルを目指して単身上京したギャビーさん。すぐにスカウトされ、有名ファッション誌の専属モデルに抜擢されたものの廃刊に。その後、所属事務所が解散するなど、険しい道のりはまだまだ続きました。

「廃刊も事務所の解散も誰のせいにもできないので、その時期をいかに有効に使うかをものすごく考えました。事務所が解散した後は、保育園で2年働きましたが、あの時間や経験があったからこそ、今の事務所の皆さんと出会えたのかなって思うんです。今のチームは東京の家族のような感じ。毎日“本当にありがとう”と心から感謝しています」

――紆余曲折を乗り越え、待望の写真集を発売。ギャビーさんの今後の目標は?

「やはりこれからも、モデルとして多くのことを表現していきたいですね。いつか海外のファッションショーにも出てみたいです」

――家庭環境に恵まれない、居場所がない子どもたちは、いつの時代も存在します。最後にメッセージなどあれば…。

「かつての自分もそうでしたが、慰めの言葉を投げかけられても、どこかきれい事に感じてしまうんですよね。だから私は、世の中を変えようと本気で動いてる人たちに憧れを抱きました。
セレーナ・ゴメスが大好きだったんですけど、自分の痛みをしっかり歌詞で表現していて、子ども心に彼女のそういうところにグッときました。私も、しっかりみんなの“心”に届く形で表現していきたいです。

もしも周りの大人が信じられないとか、悔しいと思う気持ちが芽生えたら、ぜひ一度、私の発言に触れてほしい。“ギャビーにはこんな過去があったんだ…それでも頑張ってるんだから、私も頑張ろう”と思ってもらえたらうれしいです。

こうして記事にすると、宣伝のように見えてしまうと思うんですけど(笑)、私が写真集を出せたのは奇跡みたいなもの。私は嘘をつかない人間なので、SNSでもそういう部分を見てほしいです。信じてくださる方がいたらいいなと思っています」


【タイトル】ギャビー1st写真集『FAITH』
【定価】2,970円(税込)
【仕様】B5版、112ページ(オールカラー)
詳細
【発行元】株式会社講談社

【ギャビー プロフィール】
1996年10月20日生まれ。アメリカで育った日本人の父と、アメリカ人の母との間に生まれ、4歳で日本・福岡県に移住。幼少期には言葉の壁による同級生との衝突、食事すら十分に摂れなかった貧困などを経験。幼い頃から夢だったモデルになるために16歳で単身上京。
現在は『JJ』(光文社)専属モデルを中心に、『with』(講談社)でSDGsに関する「無知ってほんとに自己責任?」連載中。その他にもテレビや広告などで活躍の場を広げている。Netflixリアリティシリーズ「オオカミちゃんには騙されない」に出演し、大きな反響を呼ぶ。

(取材・文/蓮池由美子)

 
   

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