『チャンピオン・カーニバル2024』愛知・名古屋国際会議場(2024年4月28日)
Bブロック公式戦 ○鈴木秀樹vs諏訪魔×
2ヵ月ぶりとなるバカバカ対決で鈴木が諏訪魔に雪辱。敗れた諏訪魔は「バカの時代を決起する場を用意する」と予告した。
チャンピオン・カーニバル初出場となった鈴木はここまで2勝2敗・勝ち点4。これ以上の失点が許されない状況で後半戦に折り返した。5戦目となったこの日の相手はバカバカコンビのパートナー・諏訪魔。開幕前には諏訪魔に欠場を要求し、勝手に不戦勝を宣言していたが、やはりそういうわけにはいかず、2・20後楽園大会以来の再戦を迎えた。
前回敗れている鈴木にとっては雪辱戦だが、今カーニバルで好調ぶりを見せつけている諏訪魔の猛攻が襲った。序盤こそスタンド、グラウンドとレスリングの攻防を展開したものの、チキンウイングフェースロックや腕十字は極められず。諏訪魔がフロントスープレックスでぶん投げ、スリーパーで絞め上げ、鈴木がコブラツイストで絡みついても、逃れた諏訪魔はジャーマンで逆襲。猛烈なラリアットを叩き込んだ。
諏訪魔がバックドロップで勝負に出ようとしたが、鈴木も投げさせず。逆にバックドロップで投げると、延髄斬りをさく裂。前のめりに倒れた諏訪魔の後頭部や側頭部にエルボースタンプをこれでもかと乱れ打つ。グッタリした諏訪魔を卍固めで絞め上げると、光留の制止を振り切った田村がタオル代わりのTシャツを投げ、レフェリーストップ裁定が下された。
激闘の末、鈴木が2ヵ月ぶりの再戦で諏訪魔に雪辱。3勝目を挙げ、勝ち点を6に伸ばした。試合後は握手でノーサイド。「公式のアカウントでバカ決定戦と書いてました。とういうことはですね、私勝ってしまいましたので、私もバカです」と笑いを誘うと、「俺と諏訪魔はバカだ、オイッ!」と名古屋大会を締めた。
バックステージで鈴木がコメント中に諏訪魔がやってきて「バカの時代というのを作ろうよ、もっと」と呼びかけた。まだまだバカ旋風を巻き起こすつもりのようで、「決起する場を用意する」と予告した。
鈴木の公式戦は残り2試合。4・29黒部大会のクルー戦、5・4三条大会の安齊戦のみとなった。一方、鈴木に雪辱を許した諏訪魔は2敗目で勝ち点4止まり。折り返しとなる5戦目は明日4・29黒部大会の本田戦。ここも落とすことがあれば、決勝進出は絶望的な状況となる。
【試合後の鈴木、諏訪魔】
▼諏訪魔「強えな、お前。悔しいけど」
▼鈴木「なんで主語はあんたで喋ってるの? 主語は俺だから。負けたでしょ。男児ちゃん、タオル投げたんでしょ?」
▼田村「タオル投げました」
▼鈴木「ちゃんとタオル投げたでしょ?」
▼田村「ちゃんとタオル投げました。危なかったので」
▼鈴木「言い返せない雰囲気でバックステージで若手の頭引っぱたくとかプロレスじゃねえよ。なんだよ?」
▼諏訪魔「ああ、頭痛い。意識飛んだ。お前強いな」
▼鈴木「なんだてめぇ、それは」
▼諏訪魔「バカだな、お前。お前がバカだからな。ただ、面白かったよ。俺らにしかできねえバカなプロレスっていうのもあんだなって思った」
▼鈴木「だから、なんでお前中心で喋ってんだよ」
▼諏訪魔「いいじゃんかよ」
▼鈴木「なに? なに? なんですか?」
▼諏訪魔「バカの時代というのを作ろうよ、もっと。負けて言うけど」
▼鈴木「ずっと3ヵ月ぐらい抽象的なんだって。もっとか。抽象的」
▼諏訪魔「俺らで」
▼鈴木「なに?」
▼諏訪魔「時代を決起する場を用意する」
▼鈴木「決起軍?」
▼諏訪魔「決起しよう」
▼鈴木「よし」
▼諏訪魔「決起するからな。それを発表するからな。楽しみにしてて」
▼光留「びっくりするぐらい何が言いたいのかよくわからねえな」
▼鈴木「早く帰れよ、じゃあ」
▼諏訪魔「冷たいね」
▼鈴木「てめぇ、俺の余韻返せよ、コノヤロー。台無しだよ」
▼光留「まあでも、あれが諏訪魔だから」
▼鈴木「もう喋ることないでしょ。一生懸命やって勝ちました。必死。今日はリーグ戦という気持ちは持ってなくて一発勝負。丈夫ですね」
▼光留「いやもう、素晴らしいよ」
▼鈴木「死ねばいいと思ってやったから。死ななかった。バカだから、死んでもわかってない」
▼光留「はい。もしかしたら死んでるかもしれないんで」
▼鈴木「疲れた。生半可じゃない。真面目な話、あれを相手できるヤツはそんないないですよ。俺は大丈夫」
【全日本】鈴木が2ヵ月ぶり再戦で雪辱 諏訪魔敗戦も「バカの時代決起の場を用意する」
2024年4月28日