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ペドロサが3位に繰り上げ、2017年最終戦以来の表彰。タイヤ空気圧の不足でクアルタラロ含む5人に8秒ペナルティ/第4戦スペインGP

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 4月27日、2024年MotoGP第4戦スペインGP MotoGPクラスのスプリントレースがヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が3番手でフィニッシュ。しかし、タイヤ空気圧の違反でKTMテストライダーながら4位のダニ・ペドロサ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が3位に繰り上げられた。  KTMの開発ライダーであるペドロサは、公式テストが控えたスペインGPにワイルドカード参戦している。昨年は2度の参戦をしており、第4戦スペインGPはスプリントが6位で決勝が7位、第12戦サンマリノGPは両レースともに4位を獲得。今年は表彰台獲得の期待がされていたが、彼の仕事はマシンの改良と完走を果たすことだ。  そんななか、予選は16番手だったがスプリントで4位フィニッシュ。今年も好成績を残したが、レース後にクアルタラロ車が既定のタイヤ空気圧より低かったため、8秒ペナルティが科された。それにより、ペドロサが3位に繰り上げられた。彼にとっては2017年のバレンシアGPで優勝して以来のポディウム獲得だ。  ペナルティが下る前に囲み取材は行われており、「最終ラップでは4位だったとは知らず、実際には6~7位だと思っていた。だから最終ラップであまり頑張りすぎずにレースを終えて残念だと言った」とペドロサは振り返っていた。 「0.050秒差で表彰台を逃したけど、とにかくこの素晴らしい結果を残せた。なぜなら16番手スタートだから特別なレース状況だし、スマートなレースができたと思うからね。ピットに戻ると、誰もが僕と同じように喜んでいた。そして彼らは表彰台を逃したと言ったけど、その理由を(知らなかったと)説明したんだ」  結果的に、クアルタラロのほかにラウル・フェルナンデス(トラックハウス・レーシング)、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)、ジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチーム)と5人が同様の違反で8秒のペナルティが与えられた。  また、取材対応やペナルティの裁定が出た後に、KTMのピット裏にスプリント3位のお立ち台やバイク、一度クアルタラロに渡ったメダルなども用意されて、久しぶりの表彰式と記念撮影が行われた。  喜びの言葉は「路面コンディションがトリッキーだったので、慌ただしいレースになった。濡れた場所に当たってスライドするにはとても簡単だった。僕は非常に正確に走り、すべてのクラッシュから恩恵を受けた」とプレスリリースを通じて伝えられた。 「ペナルティが下りて、(3位になって)チーム全員のことを本当にうれしく思う。彼らはそれに値する。プラクティスではあまりうまくいかなかったし、予選でもフィーリングが良くなかったから、16番手からのスタートでは表彰台は低い望みだった。今日はこの素晴らしいフィニッシュを手にしていたい」
 
   

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