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久保建英、レアルを押し込む攻撃を牽引 惜敗にも「自分たちのほうがよかった」

web Sportiva

 4月26日、ラ・リーガ第33節、レアル・ソシエダ対レアル・マドリード戦の撮影取材のため、バスク州サンセバスチャンを訪れた。

 昨シーズン、マドリードよりソシエダへ移籍した久保建英にとっては古巣対決となったこの一戦、1点を追う展開のなか、久保のシュートが相手ゴールを揺らした。だがVARにより、直前に味方のファウルがあったとして取り消されてしまった。

 相手はラ・リーガ首位を独走、前節には宿敵バルサとのクラシコに勝利したことで、リーグ優勝をほぼ手中に収めている。久保は負傷からの復帰以降、2試合連続での途中出場となっていたが、強敵を前に先発に復帰。存在感を示した。

 キックオフと前後するように降り始めた強い雨が久保の顔を打ちつけていた。3トップの右へポジションを取った久保は、ソシエダ攻勢の立役者だった。ボールを受けると、相対するマドリードのDFフラン・ガルシアを翻弄するように、カットイン。味方を走らせるパスを送った。また、前半15分には、逆サイドから切り込んだアンデル・バレネチェアのパスを受け、鋭いグラウンダーのシュートを放ったが、相手GKに弾き出されてしまった。

 ソシエダが格上マドリードを押し込む時間が続く。

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 ただ、この日のマドリードの先発メンバーは、ビニシウス・ジュニオールやジュード・ベリンガムら主力を欠いていた。週が明けるとチャンピオンズリーグ(CL)準決勝、敵地でのバイエルン戦が待っており、大幅なローテーション策が採られていた。そのなかで前半29分、この日、初の先発起用となった19歳のアルダ・ギュレルが大仕事を果たす。数少ない攻撃の機会ながら、右SBダニエル・カルバハルからのクロスを正確にゴールへ蹴り込み、マドリードが先制した。

 直後の32分、久保の”幻のゴール”が生まれる。ボックス内で相手DFをかわすと、右足で冷静に蹴り込んだ。反撃の狼煙に、会場は大いに盛り上がったのだが……。

 後半もソシエダの攻勢は続いた。そのなかで久保は、パスの受けどころとなり、最も多くのファウルを受けた選手であった。また、CFミケル・オヤルサバルへ決定的なパスを通したが、ゴールを決めきることができなかった。

 試合はホーチムチームが有利に進めたが、結局、0-1のまま終了した。

 試合後、フラッシュインタビューに対応した久保は、取り消されたゴールに関して「(ファウルを受けたマドリードのオーレリアン・)チュアメニは、ファウルをもらいに倒れた。CLの舞台ではファウルではない」と語った。さらに「彼らは90分で2、3回しかチャンスがなかった。自分たちのほうがよかった」とコメントしている。

 
   

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