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ウルブズ相手に0勝2敗と劣勢のサンズ。しかし主砲デュラントは前向き「俺たちはともに苦難を乗り越えている」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

ウルブズ相手に0勝2敗と劣勢のサンズ。しかし主砲デュラントは前向き「俺たちはともに苦難を乗り越えている」<DUNKSHOOT>(C)THE DIGEST
 49勝33敗(勝率59.8%)で今季レギュラーシーズンを終え、第6シードでプレーオフを迎えたフェニックス・サンズ。しかし第3シードのミネソタ・ティンバーウルブズとのウエスタン・カンファレンス1回戦、シリーズ成績はここまで0勝2敗と、劣勢に立たされている。

 負け方も非常に良くない。第1戦は相手エースのアンソニー・エドワーズに33得点を献上し、95-120でブローアウト。第2戦もウルブズ自慢の堅守にケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビールのビッグ3が計52点と封じ込められ、93-105と完敗を喫してしまった。

 NBAの歴史上、0勝3敗からシリーズを勝ち上がった例は過去に一度もないだけに、現地時間4月26日(日本時間27日、日付は以下同)に本拠地フットプリント・センターに戻って行なわれる第3戦は、サンズにとって何が何でも勝たなければならない一戦となる。そんなマスト・ウィン・ゲームを前に、囲み取材に応じたデュラントは、チームが一丸となってこの苦境を乗り越えようとしていることを強調した。
 「俺たちはともに苦難を乗り越えている。あらゆることに対し、常に全員が同意しているわけじゃない。だが、みんながこのミッションを理解している。全員で一緒にこの使命に取り組んでいるんだ」

 今季のサンズは開幕前にビールを獲得し、デュラント、ブッカーと合わせて超強力ビッグ3を完成させたことで有力な優勝候補と目された。しかし蓋を開けてみれば、故障者の続出や歪なロスター構成が原因となりシーズン中は波に乗り切れず、下位シードに甘んじる体たらく。最終的にリーグ制覇を成し遂げることができれば何の問題もないが、迎えた大一番でも窮地に追い込まれており、このまま早期敗退するようであれば、今季最大級の期待外れチームの烙印を押されることだろう。

 フェニックスでの第3戦から仕切り直しを図れるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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