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フランステニス界の顔役ガスケ、ツアー通算1000試合出場を記録!現役選手では4人のみ<SMASH>

THE DIGEST

フランステニス界の顔役ガスケ、ツアー通算1000試合出場を記録!現役選手では4人のみ<SMASH>(C)THE DIGEST
 現在開催中のテニスツアー「マドリード・オープン」(4月24日~5月5日/スペイン・マドリード/クレーコート)で、予選突破のリシャール・ガスケ(世界ランク116位/フランス)が本戦1回戦に登場し、栄えあるツアー通算1000試合目を迎えた。

 対戦相手は、世界ランク52位のロレンツォ・ソネゴ(イタリア)。今季ツアーで3つ目の勝利を目指したガスケだったが2-6、5-7で敗れている。

 とはいえ、ツアー通算1000試合出場は紛れもない偉業だ。現役選手で到達しているのは、ノバク・ジョコビッチ(同1位/セルビア)、ラファエル・ナダル(同512位/スペイン)、フェルナンド・ベルダスコ(同775位/スペイン)、そしてガスケの4人のみ。通算996試合を戦ってきたアンディ・マリー(同57位/イギリス)があと4試合に迫っている。

 元世界7位のガスケは、早くから天才少年として脚光を浴び、96年に9歳にしてフランスのテニス・マガジンの表紙を飾った。そしてわずか15歳で「モンテカルロ・マスターズ」にてツアーデビューを果たし、史上最年少で初勝利を挙げている。02年4月に行なわれたその1戦から22年後、ついにツアー通算1000試合を数えるに至った。
  今季はチャレンジャー大会(下部ツアー)からシーズンインし、ツアーレベルではオークランド、全豪オープン、モンペリエ、マルセイユと4大会連続で初戦敗退。しかし、チャレンジャー大会での準優勝を挟んで、ドーハの「カタール・オープン」でようやく初戦突破。4月に入ると、ポルトガルで行なわれた「エストリル・オープン」でベスト8に進出した。だが、1000試合目をプレーするはずだった先週のブカレストは、大会前に棄権していた。

 37歳のベテランは全盛期の輝きこそ失いつつあるが、美しい片手バックハンドを武器として時代の変化にも抗い、息の長い活躍を見せているのは間違いない。獲得した全16個のツアータイトルのうち、最後のひとつは昨年1月のオークランドでつかんだばかりだ。

 通算604勝は、フランス人としては最多(オープン化以降)、現役選手で600勝以上を挙げているのはナダル、ジョコビッチ、マリーだけ。まだまだ健在のバックハンドと通算勝利数の積み上げに今後も注目だ。

【通算1000試合出場を達成した現役選手】
ノバク・ジョコビッチ 1315試合(1098勝217敗)
ラファエル・ナダル 1291試合(1070勝221敗)
フェルナンド・ベルダスコ 1006試合(559勝447敗)
リシャール・ガスケ 1000試合(604勝396敗)

構成●スマッシュ編集部

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