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どんな仕事でも重要な「縁の下の力持ち」【山本萩子の6-4-3を待ちわびて】第111回

週プレNEWS

プロ野球の「主役」は? その答えは「選手」で間違いないと思います。

では、それ以外は「脇役」なのでしょうか。今日は「縁の下の力持ち」について考えたいと思います。

そもそも、縁の下の力持ちの意味は何でしょうか。辞書を引くと「人には見えないところで力をつくし、苦労すること(人)のたとえ。脚光を浴びていないが、陰で重要な役割を果たす者のたとえ」とあります。

野球における主役はもちろん選手である、と先ほど言いましたが、選手のなかでも注目を浴びることが多いエースや4番だけが主役かというと、そんなことはありません。リリーフや下位打線の選手だってヒーローインタビューを受けるシーンは多々ありますし、どんな選手も主役になれる瞬間があるのが、野球の素晴らしいところだと思います。

それでは、選手以外はどうでしょう。試合中、コーチ陣にスポットライトが当たることはありませんし、マネージャーや広報さん、トレーナーさんなどは中継に映る機会さえありません。これぞまさしく、縁の下の力持ちだと思うのです。

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これはテレビ番組の現場と似ています。たとえば、私がキャスターとして画面に映るから、その番組の主役かといえば、決してそんなことはありません。あくまで番組を作る製作者のひとりだと思っています。

番組が作られるまでに、多くのスタッフさんが関わっています。そのほとんどの方が画面に映ることはありませんが、現場にはカメラ、音声、照明、演出などを担当するスタッフさんたちがいます。放送する際には編集という作業も入りますね。

彼らはそれぞれの専門分野のプロフェッショナルで、それぞれの仕事を高いレベルで遂行するからこそ、クオリティーが高いものが生まれます。一見、プロの仕事は地味に感じられることもあるかもしれません。しかし、個々の力が組み合わさったときに、より素晴らしいものが生まれます。


まだ4月末だというのに、すでに真夏のような服装をしている山本です。夏本番は何を着るやら……

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