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ロッテ・鈴木昭汰、去年と今年で一番変わったことは「真っ直ぐの制球力」開幕から10試合連続無失点

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ロッテ・鈴木昭汰、去年と今年で一番変わったことは「真っ直ぐの制球力」開幕から10試合連続無失点(C)ベースボールキング

◆ 勝ち試合の9回に登板

 「今のところはしっかりいい感じなんじゃないかなと思います」。

 ロッテの鈴木昭汰は開幕から10試合・10回を投げ、イニング数を大きく上回る15奪三振、3ホールド、1セーブ、防御率0.00と抜群の安定感を誇る。

 「2対0で登板したその前にも同点で投げたりしていたので、そんなに気持ちの変化はなかったです。ただ、クローザーという部分においては昂る気持ちもありました」と、4月17日の西武戦では2-0の9回、クローザーの役割を託された。

 「8回、9回っぽい感じはあったんですけど、“今日はクローザーで行くから”とは言われていなかった。ただ、自分の中では準備ができていましたね」。

 ブルペンの電話が鳴り、勝ち試合の9回を投げるとなったときにスイッチのようなものは入ったのだろうかーー。

 「スイッチも入りますし、自主トレで松井さんとやらせてもらって、あの人もクローザーですし、いつかこういうところで投げたいと思っていたので、すごい自分的に昂るものはありましたね。そのせいで球が高めに浮いたんですけどね(笑)」。

 先頭の外崎修汰にセンター前に運ばれたが、アギラーを三塁ゴロ、中村剛也を遊ゴロ、最後は山村崇嘉のライトフェンス際の打球を愛斗がフェンスにぶつかりながらキャッチし試合を締め、プロ初セーブをマークした。


◆ ストレート

 鈴木は昨年「ストレートの強さとインコースをテーマ」に投げ、夏場以降は「最後の方、形ができたというのは来季(2024年)に向けては良かった」と一軍で結果を出し、自主トレでは松井裕樹と行い「野球に対する考え方、栄養面、野球に関わる全てのことを教わってきた」と充実の時間を過ごした。

 今季はストレートの強さをかなり感じるが、本人の中では納得のいくボールを開幕してからも投げられているのだろうかーー。

 「投げられているんですけど、投げミスとかはゼロではないので、それを減らしたりとか、日々成長しないといけないと思うし、これを続けていかないとダメだと思う」。

 取り組んできたことを“継続”している中で、自信は深めているのだろうかーー。

 「そうですね、自信になってるかと言ったらわからないですけど、やってきたことが間違っていなかったなというのは思えたので、それがピッチングにも現れているんじゃないかなと思います」。

 では自身の中で去年と今年で何が一番変わったと考えているのだろうかーー。

 「真っ直ぐの制球力じゃないですね」とキッパリ。「真っ直ぐの強さも結構上がりましたね」と続けた。ストレートの強さに関しては昨年の夏場以降から継続して強さを感じるが本人は「自分の中ではかかりがいい感じ」と、昨年からもう1段階上がったとのこと。

 開幕直後の取材で「本当にチームで一番投げたいです」と話した中で、ここまでチームトップの10試合に登板。「(連投も)全然いけますね。投げさせてくれって感じです(笑)」とアピール。「やることは変わらず、しっかり目の前の試合を1試合1試合全力で投げたいと思います」。自信を深める背番号47は、マリーンズのブルペンに欠かせない存在になりつつある。

取材・文=岩下雄太

 
   

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