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田中圭×山下智久、9年ぶり共演に大反響 『ブルーモーメント』サプライズ登場で“希望の光”に

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『ブルーモーメント』©︎フジテレビ

 4月24日よりスタートした山下智久主演ドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系)の第1話冒頭に田中圭がサプライズ出演した。

参考:田中圭、『ブルーモーメント』にサプライズ出演 山下智久の幼なじみで職場の同期役に

 本作は、現在『COMIC BRIDGE』(KADOKAWA)で連載中の小沢かなによるコミック『BLUE MOMENT』を連続ドラマ化するもの。甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM本部(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語だ。山下は、気象庁内にある気象研究所の予報研究部に属しながらSDMの気象班チーフを務める晴原柑九朗を演じる。

 田中が演じたのは、晴原の幼なじみ・藤村四季。晴原を幼少の頃から知っている数少ない人物だ。藤村は晴原と共にテレビ局に入局。お互いに切磋琢磨し合い、藤村はプロデューサー、晴原は気象デスクという形で情報番組を制作するまでになった。

 5年前のある日、強くなってきた大雨の中、藤村はさらなる人的被害の拡大を防ごうと晴原に連絡。その頃、晴原は間近に控えた、園部灯(本田翼)との結婚式の準備で忙しくしていたのだが、藤村の要請に応え、晴原はテレビ局へやってきた。それをきっかけに晴原の運命は大きく変わっていくことになる。

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 田中と山下は『5→9~私に恋したお坊さん~』(2015年/フジテレビ系)以来、およそ9年ぶりの共演となる。英会話学校の非常勤講師・桜庭潤子(石原さとみ)を主人公とした前回の共演では、山下が潤子と見合いをした僧侶・星川高嶺、田中が潤子の同僚で仕事の良き相談相手である清宮真言を演じている。ふたりはいわば、“恋のライバル”であった。高嶺は真摯に潤子を愛しているため、時に潤子が引いてしまうほどに言葉でも行動でも愛情を示そうとした。一方の清宮は恋に惑う潤子に、ことあるごとに自分と同じ場所で仕事に生きるように勧めた。伝え方は異なるが、清宮もまた潤子のことを大切に思っていたのだ。

 9年前の共演では、ひとりの女性を巡って静かに火花を散らしていた山下と田中だが、本作『ブルーモーメント』では、幼なじみかつ、かつての職場の同期という、とても近しい間柄を演じることとなった。

 クセの多い人たちとテンポの良いやりとりを見せる『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ朝日系)の春田役や、不穏な雰囲気の中、妻である菜奈(原田知世)にはデレデレする『あなたの番です』(2019年/日本テレビ系)の翔太役など、田中のコミカルな演技はその場を明るくさせることができる。本作は突然起こり、人の命を奪ってしまうこともある気象災害を題材としているためか、全体的に重い空気になりがちだ。第1話でも、灯の死や雪山での二重遭難により、救助を諦めなければならない苦しい場面が描かれた。5年前という、ドラマの中では過去の回想ではあるが、田中が演じる藤村の明るい声かけと爽やかな笑顔、そして同僚として頼もしい姿は、全体の中では明るい希望の光のようだった。

 これから視聴者である私たちは、晴原とともにもっと苦しい場面に直面するかもしれない。そんな時は、藤村の明るさを思い出したい。そんなことを考えた。
(文=久保田ひかる)

 
   

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