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「身体がけっこうギリギリだった」守護神ポープ・ウィリアム、数的不利の横浜を最後尾で力強く支える「本当に耐える、それだけ」

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「身体がけっこうギリギリだった」守護神ポープ・ウィリアム、数的不利の横浜を最後尾で力強く支える「本当に耐える、それだけ」(C)SOCCER DIGEST Web
 まさに守護神だ。

 横浜F・マリノスは4月24日、アジア・チャンピオンズリーグの準決勝・第2レグで韓国の蔚山とホームで対戦。3-2で勝利も、敵地での第1レグは0-1で負けており、2戦合計3-3で延長戦に突入。120分の戦いを終えても決着はつかず、迎えた延長戦を5-4で制し、決勝進出を果たした。

 第2レグは30分までに3点をリードしたが、セットプレーで被弾すると、PK献上の上島拓巳が一発レッドで退場。数的不利のなか、劣勢の時間が長く、多くのピンチに見舞われたが、そのたびにGKポープ・ウィリアムが立ちはだかった。PK戦では蔚山の5人目、元鳥栖のキム・ミヌのPKを鋭い読みでストップしてみせた。

 試合後のフラッシュインタビューで、ポープは心境を問われると、「本当にホッとしています」と笑顔を浮かべる。
【動画】ポープが渾身のPKストップ! 最後はエドゥアルドが決める!
 PKストップに関しては、「身体がけっこうギリギリだったので。駆け引きとかじゃなく、自分を信じて、決めた方向に思いっきり飛ぶ、それだけですね」と振り返る。

 10人での苦しい戦いだった。何度もファインセーブを見せた。

「早い時間に自分のチームが退場してしまって、本当に耐える、それだけというか、自分のところで、なんとかあれ以上、失点しないことだけは意識していました」

 自身のことだけでなく、「チームのみんなもハードワークしてくれて、僕だけじゃなく全員の力で、サポーターのみなさんの力も含めて、マリノスファミリー全員で掴み取った勝利だと思います」と語り、喜びを噛みしめた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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