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サントリー、国内外で「RTD」戦略強化 “うまい無糖チューハイ”でさらなる市場拡大を

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 自宅飲みやバーベキュー、持ち寄りパーティーなどに欠かせない、“そのまますぐ飲める”缶チューハイや缶カクテル、ハイボール缶などのアルコール飲料。業界では、「Ready to Drink」を略し、「RTD」と呼ばれている。「-196℃(マイナスヒャクキュウジュウロクド)」「こだわり酒場」「ほろよい」などのRTDブランドを展開してきたサントリー(大阪市)は、この春、「-196℃」ブランドを大幅にリニューアル。世界のRTD市場拡大の波に乗り、同ブランドの海外展開の拡大も予定している。

 2005年の発売から20年目の今年3月、「-196℃」ブランドは、読みやすい名で親しみを深めてもらうために、「-196(イチキューロク)」へとその名を変えた。

 また、2023年に新発売した「-196℃ 瞬間凍結」シリーズ。その特徴である“甘くないのに果実本来のしっかりとした果実感を楽しめる”味わいをさらに高めた。種も皮もそのまま、果実をまるごと-196℃の液体窒素で瞬間凍結し、パウダー状に微粉砕し、アルコールに浸漬する「-196℃製法」に、サントリー独自の原料酒を組み合わせ、無糖とは思えないほどの果実感を実現。「-196無糖〈ダブルレモン〉」「同〈ダブルグレープフルーツ〉」を、3月に発売した。このリブランディングにより、直近6カ月(2023年9月~2024年2月)平均と比べ、3月は出荷数量が2.6倍に。無糖RTD市場の拡大にも影響を与えているという。今後、「無糖」の商品を徹底的に強化していく方針だ。

 

「-196無糖」シリーズ

 さらに、「-196」はグローバル展開も拡大していく。同ブランドは、2020年のアジアへの輸出をスタートに、2021年からオーストラリアで、2023年から中国で販売を開始し、いずれも好調に推移している。2024年は米国での販売エリアを21州に順次拡大。また、春以降、英国(北アイルランドを除く)とドイツで発売予定だ。年内の東南アジアでの販売エリア拡大も予定。現地の客の好みに…

 
   

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