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『虎に翼』平岩紙の“確かな強さ”が胸に響く 現在とリンクし過ぎる梅子の“親権”への思い

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 平岩は母親的な存在で皆に慕われる梅子の人柄を、優しくおっとりとした立ち居振る舞いで表す。自分のことを語る時も、法を学ぶ理由を語る時も、香淑(ハ・ヨンス)や寅子に勇気づけられ涙ぐんだ時も、穏やかな佇まいはそのままだ。だが、ずっと抱えてきた痛みや苦しみをそのままにせず、「それでも、やらないといけない」と話す姿には芯が通っていた。他者を慮るあまり、自らを卑下してしまう心優しい梅子の人柄を表したまま、確かな強さを感じさせる平岩の演技は胸に響くものがあった。

 現時点では、梅子の願いは不可能に近い。それでも決して彼女は諦めないだろう。本作ではこの先も胸を締め付けるような出来事が続くと思うが、決して目を背けることなく、諦めない人々の生き様を見ていきたい。

(文=片山香帆)

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