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西田大輔 主宰 DisGOONie 初2.5次元舞台『ヴィンランド・サガ』 ~英雄復活 篇~ 上演中 「いかに戦い、いかに死ぬか」

シアターテイメントNEWS

西田大輔主宰・DisGOONie(ディスグーニー)初の2.5次元舞台作品、舞台『ヴィンランド・サガ』が上演中だ。
最強と謳われた戦士の息子・トルフィンを中心に描いた~海の果ての果て 篇~と、クヌートを中心に描いた~英雄復活 篇~の、2本立て公演。
どちらも成長物語、23日はクヌートを中心に描いた~英雄復活 篇~のプレビュー公演。

激しい嵐の音、「いかに戦い、いかに死ぬか」の台詞、これは全編通してのテーマとなる。戦いに明け暮れる時代、クヌート、デンマーク王スヴェンの次男。女性と見紛うほどの美形。幼少時から宮廷での政争と父からの抑圧にさらされていたため、非常に臆病な性格で、お付きのラグナル(佐久間祐人)以外に口を開くことがなかった。

ラグナルはクヌートに対して忠実でクヌートに何かあっては大変とばかりに少々過保護。一方のトルフィン(橋本祥平)はヴァイキング集団の首領・アシェラッド(萩野崇)に父親を殺され、その復讐のために仇であるアシェラッド兵団の中で少年時代を過ごす。無愛想で無口、髪はボサボサ。この2人、同い年でありながら境遇は真逆。トルフィンは短気な性格でタフ。クヌートは優しい性格で繊細な面もある。目の前で人が斬り殺される、腰を抜かす。そんなクヌートが逞しく成長し、王冠を戴くまでを描いている。

1幕では、繊細で他者とは口をきかない、きけない、ラグナルが死別、2幕ではラグナルの霊との会話を通じて、自分の進むべき道を見出し、王者の風格まで醸し出す。クヌートが中心の切り口であるが、トルフィンの姿もしっかり描かれる。そのコントラスト、クヌートは「地上に楽園を」という。皆が幸せに暮らせる世界、無益な争いがなくなる理想郷を目指そうとする。回想シーンなどを挟み込んでストーリーは進行、2幕もので構成。

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