（左から）永田崇人、藤岡真威人、杢代和人、前田拳太郎、奥智哉、羽谷勝太、柊太朗、庄司浩平、阪本奨悟手塚治虫原作によるドラマ『君とゆきて咲く ～新選組青春録～』（テレビ朝日系）の記者会見が、4月19日に京都・東映太秦映画村で行われた。
参考：『君とゆきて咲く』に柊太朗、庄司浩平、上野凱ら出演 実在の新選組隊士や敵役で登場
会見は、リニューアルにより新しく生まれ変わった時代劇セットで開催され、W主演を務める鎌切大作役の前田拳太郎、深草丘十郎役の奥智哉のほか、松永新之丞役の杢代和人、南無之介役の羽谷勝太、原田左之助役の柊太朗、斎藤一役の庄司浩平、沖田総司役の藤岡真威人、土方歳三役の阪本奨悟、山南敬助役の永田崇人、新選組隊士を演じる総勢9名のキャストが登壇した。
役衣装に揃いの羽織姿で現れた9名は、オープニングアクトとして“剣舞”を披露。動きがぴたりと揃った華麗なパフォーマンスに、集まったファンからは大きな拍手が沸き起こった。大作役の前田は、「すごく緊張してたんですけど、僕たちの本気が皆さんに伝わったんじゃないかなと思います」と息をきらしながら笑顔。奥も「今回の剣舞は本編でしか流れないものと思っていたので、お客さんの前で披露できるのを楽しみにしていました」と達成感を覗かせた。
撮影に入ってからおよそ2カ月近く一緒に過ごしているという9名。撮影現場の雰囲気について、前田は「キャスト同士の世代も近いですし、すごく仲が良くて、なんだか部活みたい。新選組も意外と若い人たちの集まりなので、実際にこんな感じの雰囲気だったのかなと思いながら撮影しています」と語った。
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キャスト同士で出かけることも多いようで、新之丞役の杢代は「（羽谷）勝太くんと一緒に美術館デートに行きました」と告白。「ドキドキしました」と笑顔で語る杢代に、羽谷からは「いや、してないだろ！」とテンポのいいツッコミが飛んだ。
一方、奥と庄司も2人で出かけた際のエピソードを披露。「どっか行こうっていう話だけして、ホテルのロビーで集まった」という庄司。当日にいきなり大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行くことを決め、一緒にアトラクションを楽しんだという。
また、沖田役の藤岡は、撮影の初期に原田役の柊太朗、斎藤役の庄司と3人でボートを漕ぎに行ったことを述懐。「僕が一番年下なので漕がされている中、2人はみたらし団子を食べてた（笑）」と仲睦まじいエピソードを披露した。
羽谷、柊太朗、庄司の3名は、本作のメインキャストを決める『人生が変わる、シン・時代劇オーディション「真剣SHINKEN」～新選組への道～』からの選抜者。柊太朗はオーディションで切磋琢磨していた当時を振り返り、「最初のほうはみんな絶対俺が受かってやる、みたいなちょっとトゲトゲした感じで。1日目、2日目はお互い探り合ってたけど、3日目の最後にみんなでちゃんと話し合って打ち解けることができた」と明かした。
庄司は、最終選考で羽谷が南無之介役を勝ち取ったことについて、「やっぱり彼（羽谷）が南無之介かなって思うようなお芝居だったし、キラキラ眩しかった。彼はついていきたくなるような大きな背中を、物理的にもですけど（笑）、しているので、そういう意味ですごくいいキャスティングをしていただいた」と語り、「僕たちも、より自分自身の魅力を活かせるような役を当てていただきました」と感謝を述べた。
続いて、話題はメンバーカラーが割り振られた衣装の話に。各自が衣装の“推しポイント”を20秒で紹介することになり、前田は首に巻いたストール、奥は着物の色合いをアピール。限られた時間の中、庄司が「皆さん、改めまして本日はお越しいただき誠にありがとうございます。こんな晴れた日にねぇ、もう……」とゆっくり話し始めるボケをかますと、周囲からは「急いで！」とツッコミが。続く阪本は、袖のグラデーションをアピールするも時間を余らせてしまい、苦しまぎれに「パワー！」と叫ぶと、一同は爆笑に包まれた。
