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Ado「新時代」がGold Medalを受賞 初のイベント開催となった『NexTone Award 2024』レポート

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©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会 ©UNIVERSAL MUSIC LLC. All rights reserved.

 音楽著作権管理事業者のNexToneによる授賞式イベント『NexTone Award 2024』が、4月17日に六本木EX THEATER ROPPONGIにて開かれた。

参考:【写真】『NexTone Award 2024』にて表彰されたアーティスト

 『NexTone Award』では、NexToneが著作権管理をしている作品のうち、著作権使用料分配額上位3作品の著作者及び音楽出版社をGold Medal、Silver Medal、Bronze Medal、様々な実績を含め、年間を通じて音楽業界内外において大きな話題を創出したプロジェクトやアーティストへの特別賞を選出し表彰している。

 NexToneが2017年に創設したアワードは、初年度のスピッツ「渚」を皮切りに、2018年のRADWIMPS「前前前世」、2019年の安室奈美恵「In Two」、2020年のスキマスイッチ「奏(かなで)」、2021年のあいみょん「マリーゴールド」、2022年の瑛人「香水」、2023年のAdo「うっせえわ」がそれぞれGold Medalを獲得してきた。

 第8回にして初のイベント開催となった今年、Gold Medalを受賞したのは、Ado「新時代」。音楽出版社の株式会社フジパシフィックミュージックとの組み合わせでは、Ado「私は最強」でBronze Medalにも選ばれており、2022年公開の映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌が2冠を制したことになる。なお、「新時代」の作詞作曲を手がけた中田ヤスタカ、「私は最強」を提供した大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)も著作者として表彰されている。フジパシフィックミュージックの立本洋之代表取締役社長は、「新時代の日本の音楽業界が、最強になるように頑張っていきたい」と受賞作品にかけてコメントを残した。

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 Silver Medalは、SEKAI NO OWARI「Habit」。作詞を手がけたFukase、作曲のNakajinによる連名で、「マイナーキーの楽曲で、本来であればシングルにはなりづらく、ミュージックビデオも撮らない楽曲である『Habit』が、ここまでブレイクするとは考えてもいませんでした。SEKAI NO OWARIは、優しく背中を押すだけの曲ではなく、『Habit』のように優しくない言葉で背中を押す楽曲も作り続けてきました。これからも変わらず、どちらもSEKAI NO OWARIの作品としてより多くの楽曲を世の中に届けていければと思います」というコメントが代読された。

 特別賞に選ばれた星街すいせいは、VTRにて「バーチャルアイドルなのでどうしてもパフォーマンスが画面を通してのものになってしまうのですが、そんななかでもできることを模索していく毎日でした。ホロライブ初の野外フェスへの参戦、THE FIRST TAKEへの出演だったり、いろんな方々の支えもあり、たくさんの挑戦をしてきました。いろんなことに挑戦していくことで、私たちのようなバーチャルなアーティストがさらに世界に浸透していったら、そんな未来が実現したらとても楽しそうだと個人的には思っています。これからも音楽を通して新しい世界を切り開いていくためにがんばります」とコメントした。

 特別功労賞には、昨年亡くなった坂本龍一が受賞。エイベックス・エンタテインメント株式会社 取締役 副社長であり、commmonsのレーベルヘッドである若泉久央氏が「本人も喜んでいることと思います」と坂本に思いを馳せながら、「まだまだ届けていない坂本龍一を届けることに尽力したい」と坂本の残した音楽を未来に繋げていくことを誓った。

 今年から新設されたYouTube賞には、Orangestar(feat. 夏背 & ルワン)「Surges」が選出され、国際賞には『ペルソナ3 リロード』などを手がけるアトラスサウンドチームから喜多條敦志、小塚良太が登壇した。

 イベントのMCは藤井隆と上田まりえが担当。ライブアクトにはシンガーズハイ、Dannie May、オープニングアクトにはオーディション企画でグランプリを獲得したKOHAKUがパフォーマンスを披露している。

(文=渡辺彰浩)

 
   

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