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またまたファンが「引き渡し拒否」大谷翔平の日本人最多本塁打「記念球」の取り扱い方法

アサ芸プラス

 ついに「その瞬間」は訪れた。

 ドジャースの大谷翔平は4月21日(日本時間22日)に本拠地ドジャースタジアムで行われたメッツ戦の3回、待望の「ゴジラ超え」を成し遂げたのだ。

 今季第5号となる2ランホームランは、メジャー通算176本目。松井秀喜氏が持つ日本人最多本塁打記録を塗り替えたのだ。

 ライトスタンド中段まで届いた一発に、大谷はゆっくりとダイヤモンドを回り始め、達成感を噛みしめるような表情で一周。ベンチではチームメイトがひまわりの種を浴びせて祝福した。

 松井氏の記録に並んでから7試合、本塁打なし。その間、大谷に打席が回ってくるたびに、審判はボールをアルファベットと数字が刻印された特別なものに交換していた。これは記念球の偽物がオークションなどで取引される不正を防ぐためのもの。こうしたことも、大谷が「早く記録を達成して平常心で臨みたい」と考える理由になった。

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 事実、大谷は「早く打ちたいと思いつつ、今日打てたので安心と喜びがある」とコメントしている。

 ところで、記念すべきホームランボールはどうなったのか。運よくキャッチしたのは、この日が人生初の野球観戦だったという40代の男性。球場警備員と別の場所に移動した男性は、大谷のサインボールとの交換を提案され、記念球はアメリカ野球殿堂博物館に展示したい旨を説明されたという。これに男性は「ボールはキープしたい」と、自信の手元に置く意思を示したのだ。

 大谷の記念球をめぐっては、以前、ちょっとした騒動が起きた。ドジャース移籍後第1号のボールをゲットした女性ファンと球団の間でトラブルが発生し、女性は失望の思いを明かしたのだ(後に和解)。ドジャースは記念球をゲットしたファンへの対応を考え直す意向を示していた。

 第1号の時は「記念球を渡さないのであれば、ボールが本物であるという認証はしない」と、球団は女性ファンを半ば脅すような形で記念球を強制返却させたが、今回はボールを返されなくても認証はするという。

 男性は「ボールに大谷がサインしてくれたら、このボールの価値はもっと上がる」などとコメント。これに対し「記念球が売却されるのでは」と、ファンはやきもきしているようだ。

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