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江口のりこ スイカを抱える不穏な姿 鼻歌が徐々に叫びのようになる姿も 「愛に乱暴」ビジュアル&特報

映画スクエア

 2024年8月より劇場公開される、「悪人」「さよなら渓谷」「怒り」などの吉田修一の同名小説を原作とした映画「愛に乱暴」の、ティザービジュアルと特報が公開された。

 ティザービジュアルは2種類。江口のりこ演じる桃子が見せるゴミ捨て場でのふとした瞬間の姿と、裏庭で慈しむようにスイカを抱える姿が切り取られた、不穏な空気の漂うビジュアルとなっている。特報は、桃子が夕暮れ時に1人で鼻歌(エリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴ~あなたが欲しい~」)を歌いながら線路沿いを歩き、 電車が通過する轟音にかき消されるまいと、鼻歌が徐々に叫びのように大きくなっていく様子が切り取られている。

 「愛に乱暴」は、愛のエゴと献身、孤独と欲望の果ての暴走を描くヒューマンサスペンス。夫の真守とともに、真守の実家の敷地内に建つ離れで暮らす桃子は、義母から受ける微量のストレスや、夫の無関心を振り払うように、石鹸教室の講師やセンスのある装い、手の込んだ献立など、いわゆる「丁寧な暮らし」にいそしみ、毎日を充実させていた。そんな桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始める。近隣のゴミ捨て場での相次ぐ不審火、失踪した愛猫、匿名の人物による不気味な不倫アカウント、そして夫からの突然の申し出など、桃子の平穏な日常は少しずつ乱れ始める。

 主人公の初瀬桃子を演じるのは、「あまろっく」など主演作が続く江口のりこ。手に入れたはずだった平穏な日常が少しずつ不穏な空気を帯び乱れていく桃子を、振り切った怪演で見せる。桃子を空気のように扱う夫・真守役に小泉孝太郎、夫に先立たれ息子への関心が高まる真守の母・照子役に風吹ジュン、真守の不倫相手・奈央役に馬場ふみかが顔をそろえる。監督・共同脚本を務めるのは、「さんかく窓の外側は夜」などの森ガキ侑大。

【作品情報】
愛に乱暴
2024年8月 ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:東京テアトル
©2013 吉田修一/新潮社 ©2024『愛に乱暴』製作委員会

 
   

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